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ツユクサの基本情報
学名：Commelina communis L.
分類：
- 界：植物界 Plantae
- 目：ツユクサ目 Commelinales
- 科：ツユクサ科 Commelinaceae
- 属：ツユクサ属 Commelina
- 種：ツユクサ C. communis
和名・別名：
ツユクサ（露草／鴨跖草）、月草、ホタルグサ（蛍草）、アオバナ（青花）、ボウシバナ、ツキクサ など
英名：Asiatic dayflower（1日だけ咲く花）
特徴
- 一年草で、高さは約50cm。地面を這って広がるが、直立することもある。
- 葉は先がとがった卵状披針形で互生し、基部は鞘状で茎を抱く。
- 花期：6〜9月（初夏〜秋）
- 花弁は3枚で、上の2枚は鮮やかな青色、下の1枚は小さく白色。
- 花は早朝に咲き、午後にはしぼむ半日花。
- 雄しべ6本は形が異なり、うち2本のみが稔性あり。他の4本は昆虫を誘引・誘導する構造。
- 果実は蒴果で、2室に計4個の種子ができる。
分布・生育環境
- 原産地：日本を含む東アジア
- 分布：日本全土、東アジア各地。北アメリカ東部などにも帰化。
- 生育場所：空き地、畑、道端、土手、庭などの日向～半日陰の草地に自生。
変種・品種（一部抜粋）
- オオボウシバナ（C. c. var. hortensis）
- ホソバツユクサ（var. ludens）
- シロバナツユクサ（f. albiflora）
- ケツユクサ（f. ciliata）など
利用
食用
- 若葉・茎・蕾・花は食べられる。春から秋まで採取可能。
- 下茹でしてから、おひたし、和え物、炒め物、天ぷら、汁の実、寒天寄せなどに使われる。
- 青臭さがなく、上品な味わいとされる。
薬用
- 乾燥させた全草は「鴨跖草（おうせきそう）」として利尿剤・解熱・下痢止めなどに使われる。
- 煎じ液でうがい薬にしたり、布袋に入れて入浴剤として使用する民間療法もある。
染色
- 花の青い色素「コンメリニン」はアントシアニン系で、染物の下絵用絵具として使われた。
- 実際の用途では栽培種のオオボウシバナが主に用いられる。
文学と文化
- 『万葉集』には「月草」「鴨頭草（つきくさ）」として9首登場し、儚さの象徴として詠まれた。
- 秋の季語としても知られ、俳句では「露草」「月草」「蛍草」などの名で詠まれる。
- 1996年には普通切手（390円）の図柄にも採用された。
ツユクサの花言葉
懐かしい関係
敬われぬ愛
恋の心変わり
出典：「すてきな花言葉と花の図鑑」川崎景介
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ツユクサは「７月６日」の誕生花です。
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ツユクサの写真
撮影 2023.9.25
静岡県 磐田市
散歩中に足もとをよく見るとツユクサを
見つけられる季節になりました🌿
少し日陰になるようなところで
見かけることが多いですよね🌸
朝に咲いて昼にはしぼむ花の様子が
「朝露」と重なるから
「露草」と呼ばれます🌿
今回、朝露と蕾のコラボが撮れたので
載せてみました😀
ミクロ視点でじっくり観察すると
真ん中にある小さな黄色い蝶のような
ものが気になりませんか❓️
実はこれ「かざりおしべ」と
呼ばれるものなんです💡
本当のおしべは下に長く伸びている
両サイドの２本になります👀
とても不思議な構造ですよね😀
花びらの鮮やかな青が美しいです🌷
友禅染の下絵の塗料で利用されます🖌️
ツユクサが伝統文化を支えているです🙂
この他にも「食べたり」「飲んだり」と
いろんな利用法があります🌸
撮影 2024.7.22
静岡県 袋井市
ツユクサが木陰に咲いていました🌳
ツユクサの青は特別感があります💡
青い花びらと周りの緑とのコラボが
素敵だなぁと感じています🌿
花の色の中で青は貴重なんですよね😀
いつも花を撮っているとピンクや黄色が
多いなぁという実感があります🌸
ツユクサは青い花びら以外にも
真ん中の小さな黄色い花のような部分
クルッとした形が面白いシベなど
魅力たっぷりですね💡
じっくり花を撮ってきましたので
ゆっくり楽しんでもらいたいです😀
撮影 2022.7.1
静岡県 掛川市
ツユクサが田んぼの脇に咲いていました🍃
印象的な青い色が目を惹きますね☺️
私は、とても好きな植物です🌿
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植物名 五十音索引
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