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ローズマリーの特徴
学名: Salvia rosmarinus（以前の学名：Rosmarinus officinalis）
科属: シソ科（Lamiaceae）、サルビア属（Salvia）
原産地: 地中海沿岸地域
草丈: 50～200cm程度の常緑低木
葉: 葉は長さ2～4cm程度の針状で、幅が1～3mm程度。葉の色は濃緑色で、表面は光沢があり、裏面は白っぽくて細かな毛が生えている。葉は茎に対生して付き、独特の芳香がある
花期: 春から初夏（3月～5月）および秋（10月～11月）に再び咲くこともある
花色: 青紫色、薄青色、白色、ピンク色（品種によって異なる）
花の形: 花は小さく、長さ1～2cm程度の唇形で、上唇が二つに分かれ、下唇が広がる形をしている。花は茎の先端や葉腋に数個ずつつき、密集して咲くことが多い
耐寒性: 中程度（寒冷地では冬越しに注意が必要だが、暖地では常緑性を保つ）
耐暑性: 高い（暑さに非常に強く、夏の高温多湿にも耐える）
利用法: 主に観賞用、料理用、ハーブティーやアロマテラピーなどに広く利用される。観賞用として庭植え、鉢植え、グラウンドカバー、ハンギングバスケット、ロックガーデンなどに利用されることが多い。料理用としては、肉料理、特にラムや鶏肉、魚料理の風味付けに使われるほか、パンやサラダにも使用される。乾燥させた葉はハーブティーやポプリ、サシェ、アロマオイルとしても使用される
生育条件: 日当たりの良い場所を好み、水はけの良い肥沃な土壌が適している。乾燥に非常に強く、湿気にはやや弱いため、過湿を避けることが重要。やせた土壌でもよく育ち、耐暑性も高い
繁殖方法: 挿し木や種まきで繁殖が可能。挿し木は春から夏に行うとよく根付き、種から育てる場合は春に播種するとよい。挿し木が一般的な繁殖方法として広く行われている
花の香り: 強い芳香があり、爽やかな樟脳（しょうのう）様の香りが特徴的
特性: 成長が比較的遅く、剪定によって形を整えることが容易。葉や茎には精油成分が豊富に含まれており、強い香りを放つ。乾燥にも強く、風通しの良い場所で育てるとよい。暑さや乾燥に耐性があり、特に夏の暑さに強い。多年草として毎年花を楽しむことができ、冬には霜や寒風から保護すると良い
病害虫: 比較的病害虫に強いが、風通しの悪い環境や過湿条件ではカビや根腐れが発生することがある。また、アブラムシやハダニが発生することがあるため、適切な風通しと水やりの管理が重要
文化的背景: ローズマリーは、古代ギリシャやローマで記憶力を高めるハーブとして知られ、「記憶の象徴」とされていました。また、宗教的な儀式や葬儀、結婚式などの際にも使用されることがありました。ヨーロッパでは長寿の象徴として親しまれ、日本でも観賞用や料理用として広く栽培されています
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