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ヘチマの基本情報
分類：
- 学名：Luffa aegyptiaca（シノニム：Luffa cylindrica）
- 科名：ウリ科（Cucurbitaceae）
- 属名：ヘチマ属（Luffa）
- 和名：ヘチマ（糸瓜、天糸瓜）
- 英名：Luffa、Loofah、Loofa
- 原産地：インド、東南アジア
概要
ヘチマは熱帯アジア原産のつる性一年草で、果実は未熟なうちに食用として、成熟後は繊維を活用して「へちまたわし」などに利用されます。日本では室町時代に中国から渡来し、江戸時代からは食用・薬用・生活用品として広く使われてきました。
特徴
- つる性の一年草で、茎は5〜8mに伸び、巻きひげで他のものに絡む
- 葉： 掌状に3〜7裂し、20〜30cmの大きな葉を互生
- 花： 夏（7〜9月）に黄色い花を咲かせる。雌雄異花（1株に両方の花が咲く）
- 果実： 円筒形で40〜60cmが一般的、1〜2mに達する品種もある
- 果肉： 成熟すると繊維が発達し、網状構造になる
栽培
- 栽培適地： 高温多湿を好み、肥沃で水はけのよい砂壌土が適する
- 栽培適温： 25〜30℃（生育限界：10〜35℃）
- 栽培地域： 日本では鹿児島・沖縄・宮崎・静岡などが中心地
- 用途に応じた品種：
- 食用： 早めに収穫（長さ50cm程度）
- 繊維用： 完熟させて収穫し、たわしなどに加工
主な品種（一部）：
| 品種名 | 特徴・用途 |
|---|---|
| だるま系（浜名・北浜・あきは等） | 静岡の繊維用品種。織田利三郎により品種改良 |
| 長へちま（九尺へちま） | 中国系。果長1〜2m。観賞・繊維用 |
| 食用品種 | 甘味と香りがあり、南九州や沖縄で食される |
利用
食用：
- 可食部： 若い果実（開花後約10日程度）
- 食味： ナスのようなとろみとウリ科特有の香り
- 主な料理： 煮物、味噌汁、炒め物、ナーベラー・ンブシー（沖縄）、小籠包（台湾）
- 栄養価： 低カロリー（16kcal/100g）、ビタミンC・カリウム・βカロテン含有
- 注意点： 自家栽培品に苦味の強いククルビタシン含有の個体あり → 食中毒例もあり注意
へちま水：
- 採取法： 果実熟成後、茎を切って瓶に挿し、根から水を吸い上げさせる
- 用途： 化粧水、咳止め、あせも・肌荒れ、日焼け後のケアなど
- 成分： サポニン、ペクチン、カリウムなど（※防腐処理が必要）
たわし：
- 用途： 食器洗い、靴の中敷き、装飾、民芸品など
- 主産地： 昔は静岡県（浜松・袋井）で盛んに生産・輸出されていた
学習教材：
- 小学校理科の教材として利用（成長過程や花のつくり、受粉・結実などの観察）
近縁種
| 種名 | 特徴 |
|---|---|
| トカドヘチマ（L. acutangula） | 表面に硬い稜が10本ある。主にインド・中国で野菜利用 |
| トゲヘチマ | 野生種。果実に棘状突起がある |
| エジプトヘチマ | 観賞用または繊維利用される種 |
名前の由来：
「糸瓜（いとうり）」が訛って「へち間」→「ヘチマ」となった説が有力。沖縄では「ナーベーラー（鍋洗い）」と呼ばれる。
ヘチマの花言葉
悠々自適
剽軽（ひょうきん）な
「すてきな花言葉と花の図鑑」川崎景介
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出典：「366日の美しい誕生花」
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 |
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ヘチマの写真
撮影 2024.8.2
静岡県 磐田市
ヘチマを育てたことありますか❔
私は小学生のころに学校で育てました🌿
明確に覚えてはないのですが、
グリーンカーテンが3階まで伸びてきた
ように思っています🌱
すごい生命力ですよね😀
散歩中にヘチマの花が咲いていたので
撮ってみました🌿
暑い中咲いている黄色い花に元気を
分けてもらえるようです🍉
花の付け根を後ろから見ると
キュウリの赤ちゃんのような実が
出来始めていますね🥒
パワフルに蔓は巻き付き、大きな葉は
いっぱいに広がっていて
本当に元気いっぱいな植物ですね🤭
撮影 2023.7.12
静岡県 磐田市
いつのまにか夏になりましたね☀️
やっぱり夏の植物は元気いっぱいです🍉
「ヘチマ」の緑のカーテンが育っていました🥒
花は明るい黄色🔆葉は生き生きとした緑🍃
日光に負けていない姿が素敵です😊
ミクロ観察すると「うぶ毛」が
たくさんあることに気づきます👀
葉の裏側はゴワゴワするほどです🍀
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植物名 五十音索引
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