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ハボタンの基本情報
概要
ハボタンは、キャベツやケールと同じアブラナ属に属する多年草で、観賞用に改良された葉の美しさを楽しむ園芸植物です。名前は、葉の形状や重なりが牡丹の花のように見えることから由来しています。特に冬季に色づく葉は、花壇・プランター・門松の飾りなどに利用され、冬の彩りとして定番の植物です。
分類
- 学名:Brassica oleracea var. acephala f. tricolor
- 和名:ハボタン(葉牡丹)
- 英名:Ornamental cabbage, Ornamental kale, Flowering kale
- 科名:アブラナ科(Brassicaceae)
- 属名:アブラナ属(Brassica)
- 原種:ケール(リョクヨウカンラン)
特徴
- 葉の色彩:白・クリーム色・赤・紫・桃色など。寒さにあたることで色づく。
- 形状:中心に向かって葉が同心円状に重なる。サニーレタスのような見た目。
- 耐寒性:強い。冬季の屋外でも栽培可能(ただし暖地では着色しにくい)。
- 花期:4〜5月に黄色い花を咲かせるが、観賞目的には花はあまり重視されない。
- 踊りハボタン:多年草として育てた場合、木のように枝が伸び、枝先に葉がつく独特の姿。
栽培
- 播種時期:7月〜8月上旬(夏)
- 発芽日数:2〜3日
- 育て方のポイント:
- 発芽直後は害虫の被害に注意(オルトラン粒剤など併用)
- 仮植・定植を行い、花壇や鉢に植える(間隔25cm程度)
- 気温が下がらないと色づかないため、秋以降の管理が重要
- ミニハボタンは播種時期や矮化剤の使用で調整可能
- 害虫対策:アオムシ、コナガ、カブラヤガ、ヨトウムシなどに注意(オルトラン水和剤が有効)
園芸品種
- 古典品種:
- 東京丸葉:平滑な葉
- 名古屋縮緬:縮れた葉
- 大阪丸葉:中間的な波打つ葉
- 代表品種例:紅スズメ、白スズメ、紅ハト、白ハト、ツグミ
- 現代品種:
- くじゃく、さんご、かんざし、日の丸(中央部だけが紅色)
- 切り花用の高性種、矮性ミニハボタンなども登場
作出・歴史
- もとは食用ケール・キャベツから品種改良されたもの。
- 江戸時代中期には文献に登場(山岡恭安『本草正正譌』1778年)。
- 明治以降、園芸植物として全国に普及。
- 戦後、品種が多様化し、世界中で栽培されている。
食用として
- 基本的には食用可能(キャベツと同種)だが以下に注意:
- 食味は劣る(苦味あり)
- 園芸用農薬が使われている場合があり、安全性に懸念あり
メモ
- 自家不和合性を持ち、他種と交雑しやすい(種取りには注意)
- 多くの園芸品種は一代雑種(F1)のため、種から同じ形には育たない
ハボタンの花言葉
祝福
利益
花言葉の「祝福」は正月飾りに使われることにちなみます。また花言葉の「利益」は『三国志』で諸葛孔明がキャベツを戦地で育てて兵糧にしたという故事に由来しています。
出典:「すてきな花言葉と花の図鑑」川崎景介
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ハボタンの写真
撮影 2024.1.12
静岡県 袋井市
まさに「葉」「牡丹」ですね🌸
幾重にも重なった姿が美しいです🌿
お正月の門松に使われたりすることから
縁起も良さそうでおめでたいイメージです🎍
真ん中から順に…
「ピンク」→「白」→「緑」
「紫」→「ピンク」→「緑」
どちらのタイプも綺麗ですね💡
真ん中のアップから徐々に
離れていくように撮ってみました😀















撮影 2023.1.27
静岡県 袋井市
1枚目で分かった方は植物博士ですね👨🎓
道路脇の控えめなハボタンでしたが
中を覗くと不思議な世界が広がりました🌸
白とピンクの世界や紫の世界🍃
身近な植物でも、ミクロな視点は
新鮮さを感じますね☺️🍃








撮影 2021.12.15
静岡県 袋井市
最初にハボタンを見たときは
カラフルなキャベツがあるなぁと思いました😄🥬
2枚目の白を見てみると
葉脈のところが緑になっているところもありますね👀
自分の中では、冬を感じる代表的な植物の1つです☃️



撮影 2025.1.6
静岡県 藤枝市
ハボタンが植えてある鉢や花壇を
見るとお正月だなぁと感じますよね🎍
良くみるとハボタンの色の変化や
葉脈の様子が複雑で面白いです😀
1枚目のハボタンは
真ん中から淡いピンク、白、緑と
色の変化があります🌿
また、2枚目で少し視線を広げると
幾何学模様のような複雑な
葉脈が見えてきます💡
新年を祝うような色づきですね☃️










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