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ハンゲショウの基本情報
■ 概要
ハンゲショウ（学名: Saururus chinensis）はドクダミ科ハンゲショウ属の多年草で、水辺や湿地に生育します。夏に開花し、花序の周囲の葉が白く変化する特徴があります。日本を含む東アジアに分布し、薬用植物や観賞植物として利用されます。
■ 特徴
- 分類：植物界 → 被子植物 → モクレン類 → コショウ目 → ドクダミ科 → ハンゲショウ属
- 形態：
- 高さ30〜100cmの多年草
- 地下茎は横に伸び、葉は互生
- 葉の形：卵形〜披針状卵形（5–15cm）、基部は心形
- 夏（6〜8月）に細長い総状花序をつける（10–15cm）
- 花には花被がなく、6–7個の雄しべ、3–5個の雌しべ
- 特性：
- 花期には花序の近くの葉が白化して虫を引き寄せる（送粉のため）
- 特有の臭気と精油成分をもつ
- 果実は分離果、種子は楕円形で約1mm
■ 分布・生育環境
- 分布地域：日本（本州・四国・九州・沖縄）、中国、韓国、ベトナム、台湾、フィリピン
- 環境：低地の湿地や水辺に群生
- 日本での北限：青森県西北部（上北地域）
■ 保全状況
- 全国的には絶滅危惧種ではないが、生息地の減少により地域によっては保護対象
- 絶滅危惧I類：山形、福島、東京都の一部
- 絶滅危惧II類：青森、宮城、秋田、埼玉、新潟、富山
- 準絶滅危惧種：栃木、群馬、石川、福井、大阪、兵庫、奈良、鳥取、島根、広島、愛媛、熊本、大分、沖縄 など
■ 利用・文化
- 生薬名：三白草（さんぱくそう）
- 作用：利尿、解毒、解熱など
- 観賞用：庭園や水辺の景観植物として人気がある
- 送粉生物：主にハナアブなど
■ 名前の由来
- 「半夏生（はんげしょう）」：二十四節気の七十二候の一つ。7月2日ごろ。この時期に白くなる葉にちなむ説。
- 「半化粧」：葉の一部だけが白くなる様子から。
- 別名：カタシログサ（片白草）、オシロイカケ、ミツジログサ（三白草）など、地域により呼び方多数。
■ 花の見分けポイント
- 花びらはなく、細長い白い穂のような花序が特徴
- 花の周囲の葉だけが白くなり、季節感を演出する
ハンゲショウの花言葉
内気
内に秘めた情熱
「すてきな花言葉と花の図鑑」川崎景介
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「７月１日」の誕生花
ハンゲショウは「７月１日」の誕生花です。
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出典：「366日の美しい誕生花」
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ハンゲショウの写真
撮影 2023.6.23
静岡県 袋井市
ハンゲショウ（半夏生）の白い葉で
爽やかな気分になります🍃
白いペンキを塗ったような
不思議な葉ですよね😊
半夏生は７月２日頃のことです💡
この時期に花を咲かせ、白い葉をつける
ことから名付けられました🌸
控えめな花を補うように、白い葉で
虫を呼び寄せているんです🐝
なかなかの戦略家ですよね😊
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