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ツルムラサキの特徴
学名: Basella alba
科属: ツルムラサキ科（Basellaceae）、ツルムラサキ属（Basella）
原産地: 熱帯アジアおよびアフリカ
草丈: 2～3m程度のつる性の多年草
葉: 葉は長さ5～12cm程度の広卵形から心形で、厚みがあり多肉質。葉の色は濃緑色で、葉脈が目立ち、光沢がある。葉は茎に互生し、茎を包むように生えることが多い
茎: 茎は緑色または赤紫色で、つる状に長く伸び、他の植物や支柱に絡みつく。茎も多肉質で、切ると粘り気のある液が出る
花期: 夏から秋（7月～10月）
花色: 白色から淡紅色
花の形: 花は小さく、直径5mm程度の五弁花。花は茎の先端や葉腋に穂状に集まって咲き、比較的目立たない。花弁は肉厚で、花後に小さな球形の果実をつける
果実: 果実は直径5～8mmの球形で、熟すと紫色または黒紫色になる。果実の中には種子が1個含まれ、果皮は厚く、粘液質を持つ
耐寒性: 低い（寒冷地では一年草として扱われることが多い）
耐暑性: 高い（暑さに非常に強く、夏の高温多湿にも耐える）
利用法: 主に食用として栽培される。若葉や茎は食用になり、炒め物、おひたし、サラダ、煮物などに利用される。葉や茎は栄養価が高く、特にビタミンA、ビタミンC、鉄分、カルシウムが豊富で、粘り気のある食感が特徴。観賞用としても庭や鉢植え、フェンスやアーチに絡ませることもある
生育条件: 日当たりの良い場所から半日陰を好み、水はけの良い肥沃な土壌が適している。湿気を好むため、適度に湿った環境を保つことが重要である。乾燥にはやや弱いため、特に夏場には十分な水やりが必要
繁殖方法: 種まきや挿し木で繁殖が可能。種から育てる場合、春に播種するとよい。挿し木も容易で、茎を切り取り、湿った土に挿すと根付きやすい
花の香り: 無香（一般的には香りがない）
特性: 成長が非常に早く、つる性のため他の植物や支柱に絡みつく。熱帯性の植物であり、暑さに強く、手入れが少なくてもよく育つ。つるの伸びが早いため、支柱やトレリスを設置することが推奨される。食用としての栄養価が高く、健康志向の家庭菜園に適している
病害虫: 比較的病害虫に強いが、アブラムシやハダニが発生することがある。また、湿度が高い環境ではうどんこ病が発生することがあるため、適切な風通しと水やりの管理が重要
文化的背景: ツルムラサキは、その食用価値の高さからアジアやアフリカの多くの地域で栽培されています。特に東南アジアや中国、日本では古くから家庭菜園で栽培され、料理に広く利用されています。名前の「ツルムラサキ」は、その茎がつる状に伸び、色が紫がかっていることに由来します
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