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オミナエシの基本情報
■ 学名・分類
- 和名:オミナエシ(女郎花)
- 学名:Patrinia scabiosifolia Fisch. ex Trevir.(1820)
- 別名:敗醤(はいしょう)、オミナメシ、チメグサ
- 中国名(漢名):黄花竜牙
- 分類体系:
- 界:植物界 (Plantae)
- 目:マツムシソウ目 (Dipsacales)
- 科:オミナエシ科 (Valerianaceae)
- 属:オミナエシ属 (Patrinia)
- 種:オミナエシ (P. scabiosifolia)
■ 特徴
- 生育地:北海道~九州の日本全域、および中国~東シベリアに自生。日当たりの良い草地・山野・林縁など。
- 草丈:60~100cm
- 葉:羽状に深く裂けた対生葉。裂片は細くやや固い。
- 花期:8~10月。花茎先端に黄色い小花を散房状に多数咲かせる。
- 花の構造:直径3~4mm、合弁花、花冠5裂、雄しべ4、雌しべ1。
- 果実:痩果(楕円形、長さ3~4mm)、1個の種子を含む。目立たない。
- 繁殖:結実種子・株分け(新苗)で増える。
■ 名称の由来と語源
- オミナエシは「オトコエシ(男郎花)」に対する女性的な花として名付けられた。
- 「へし(圧し)」が「美女を圧倒する」美しさの意という説あり。
- 「粟飯」のような見た目から「おみなめし(女飯)」の転化とも言われる。
- 「敗醤」という別名は、室内に挿した際の腐敗臭に由来。
■ 文化的背景
- 秋の七草の一つ。『万葉集』において山上憶良が詠んだ。 「萩の花尾花 葛花 瞿麦の花 女郎花 また藤袴 朝貌の花」
- 『源氏物語』や能『女郎花』にも登場。
- 和装文化における**襲色目(かさねいろめ)**にも名を残す。
- 花言葉:「優しさ」「親切」「美人」
■ 栽培のポイント
- 好適環境:日当たりのよい肥沃な土地
- 避けたい環境:日陰や痩せ地では花付きが悪く、根も太らない
- 増やし方:古株の株元から出る新苗を株分けして育てる
■ 生薬としての利用
- 敗醤根(はいじょうこん):
- 10月頃に根を掘り、天日乾燥
- 効能:消炎、排膿、浄血、婦人病に用いられる
- 煎じ方:10gを500ccで半量になるまで煎じ、3回に分けて服用
- 黄屈花(おうくつか):花のみを乾燥させた生薬
- 通常は単味使用。漢方処方例:ヨク苡附子敗醤散(ヨクイニン・附子・敗醤根)
■ 関連種
<オミナエシ属>
- オトコエシ (Patrinia villosa):
- 白花を咲かせ、毛が多く、やや大型
- 若芽は食用、根は解毒に利用
- ハクサンオミナエシ (P. triloba)
- キンレイカ(金鈴花)(P. triloba var. palmata)
<その他の近縁>
- カノコソウ属 (Valeriana):
- カノコソウ、セイヨウカノコソウ:鎮静・催眠作用、魔除け、強烈な臭い
- ノヂシャ属:
- マーシュ(Valerianella olitoria):サラダ野菜。「ラプンツェル」に登場
オミナエシの花言葉
優しさ
親切
美人
はかない恋
花言葉の「美人」「はかない恋」は、秋風にゆれる美しくはかなげな花姿から。漢字の表記は「女郎花」。女郎は江戸時代以前、一般的に女性を意味する言葉として使われていました。
出典:「すてきな花言葉と花の図鑑」川崎景介
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オミナエシの写真
撮影 2025.8.27
静岡県 森町
オミナエシは派手な花ではありませんが
自然に溶け込むような美しさの
小さな花が素敵ですね🌿
クローズアップしてみると
とても小さな花が開いているのですが
蕾や茎も同じ黄色をしているので
遠目では分からないですね🔍
茎から花の色と同じという植物は
あんまりないんじゃないかなぁと
撮った写真を眺めながら思いました💡










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