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アブチロン（ウキツリボク）の基本情報
概要
ウキツリボク（浮釣木）はアオイ科ショウジョウカ属の常緑低木で、赤い萼と黄色い花弁がランタンのように垂れ下がって咲く、美しい観賞植物です。園芸では「チロリアンランプ」の名でも親しまれ、温暖な地域では露地植えも可能です。
分類
- 学名：Callianthe megapotamica（旧名：Abutilon megapotamicum）
- 和名：ウキツリボク（浮釣木）
- 別名（園芸名）：チロリアンランプ
- 英名：Trailing abutilon, Brazilian abutilon, Chinese lantern
- 科名：アオイ科（Malvaceae）
- 属名：ショウジョウカ属（Callianthe）
特徴・形態
- 草丈：約1〜1.5m（環境により変動）
- 葉：互生、ハート形〜披針形、縁に不ぞろいな鋸歯
- 花期：春〜秋（温暖地ではほぼ通年開花）
- 花の特徴：
- 細い花柄から下垂する独特の形
- 赤い筒状の萼（がく）の中から、黄色い花弁がのぞく
- 花径約3cm、中心から赤紫色の雄しべが突出
- 開花位置：葉の付け根（葉腋）
分布・原産地
- 原産地：ブラジル（リオグランデ・ド・スル州、サンタカタリーナ州）
- 分布：現在は世界の熱帯〜温帯にかけて広く栽培
- 日本への導入：園芸・繊維目的で輸入
利用・育て方
- 用途：庭木、鉢植え、垣根の装飾など観賞用
- 育成環境：
- 日当たりの良い場所〜明るい日陰
- 水はけのよい土壌を好む
- 寒さにやや弱いため、寒冷地では鉢植えで冬は室内に
- 増やし方：挿し芽で容易に増やせる
- 支柱・仕立て：枝が細いため、支柱を使って生垣やアーチに仕立てることも可能
名前の由来
- 和名の意味：細い柄で花が垂れ下がる様子が、宙に浮いた釣りの道具のように見えることから「浮釣木」と名付けられた
- 園芸名「チロリアンランプ」：ランタンのような花姿にちなむ
近縁種・類似品種
- アブチロン・ミレリ（Abutilon × milleri）：
ウキツリボクとショウジョウカの自然交雑種
→ 萼は暗赤色、花弁に脈が入るのが特徴 - アブチロン・ヒブリドゥム（Abutilon × hybridum）：
園芸用に改良された品種群。色とりどりの花が人気
アブチロンの花言葉
尊敬
憶測
恵まれた環境
真実は一つ
さまざまな愛
良い便り
思いやり
恋の病
「すてきな花言葉と花の図鑑」川崎景介
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「９月８日」の誕生花
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出典：「366日の美しい誕生花」
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アブチロンの写真
撮影 2023.6.7
静岡県 袋井市
ウキツリボクの花って不思議ですよね🍃
「赤🟥」「黄🟨」「茶🟫」の
色合いが絶妙な感じですよね😆
赤のところは「萼」で、本当の花は黄色の
部分になります🌼
［由来］
漢字で「浮釣木」と書きますが、
これは釣りに使う道具の「浮き」に
花が似ているからなんです🎣
また、チロリアンランプとも呼ばれますが
これはランプ（ランタン）に似てるからです🪔
［仲間］
ウキツリボクの仲間には「ハイビスカス🌺」や
「フヨウ」「アオイ」といった夏を感じる
植物達もいます🌊
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