【スマホOK】水仙を美しく撮る5つのコツ|初心者向け撮影ガイド

水仙の撮り方|水仙の花を青空を背景に撮っています 花の写真のコツ

水仙の魅力を

美しい写真で伝えたい!

SNSで注目される写真を

スマホで撮ってみたい!

カメラ初心者~中級者の人に向けた内容となります。カメラの難しい撮影技術や専門用語はこの記事では取り扱いません。今日からすぐに実践できる水仙の撮り方を、誰でも簡単に真似できる5つのポイントに絞ってお伝えします。「スマホ」や「コンパクトなデジカメ」でも、とても美しい花の写真が撮れます!

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【初心者向け】水仙の撮り方|美しい写真の5つのコツ

早春の花といえば「水仙」を思い浮かべる人も多いのではないでしょうか。まだ、ひんやりと冷たい時期に、春が近いことを知らせてくれる水仙が素敵です。私の近所では2月に入ると河川敷や公園の隅などにポツポツと咲き始めます。早咲きの品種は11月から咲くものもあり、遅咲きの品種は4月に咲いているようです。細長い葉が生い茂り、そこからスッと立ち上がった茎からシンプルながら美しい花を咲かせます。見慣れた花のはずなのに毎年その美しさに感動する不思議な魅力があります。そんな水仙の魅力を写真に収める5つのコツをお伝えしていきます。参考にしていただき、素敵な撮影を楽しんでみてくださいね!

まず、こちらの写真をご覧ください。

水仙の撮り方|3本の水仙が黄色い花を咲かせています。

可愛い花だね!

でも普通に撮った感じ…

何も意識せずに「水仙を写してみよう」とすると、このような写真になりがちです。正面から水仙全体が入るような構図になっています。この撮り方でも綺麗には見えますが、もっと水仙の魅力を引き出す撮影手法があります。自分で工夫して、思った通りに水仙の魅力を写真に収められたら、何倍も撮影が楽しくなります。どうすれば良いかは、このあと私が撮ってきた写真を例に挙げながら、説明させていただきます。実体験に基づく5つのコツとなります。

ふんわり優雅に!3つ連なる水仙を美しく撮るテクニック

水仙は綺麗な花を

一斉に咲かせるよね!

そうだね!複数の花を

撮るコツを知りたいなぁ。

3つの花で綺麗な写真に!

水仙は開花時期になると、一斉に多くの花を咲かせます。河川敷に咲き乱れる水仙は、とても美しいですよね。でも全ての水仙を写そうとすると、何となくまとまりのない写真になってしまうことが多いのではないでしょうか。そんなときは3つの花に絞って写真を撮ってみることをおすすめします。1つの花の魅力を伝えながら、複数の花の賑やかな印象も合わせて写真に収めることができます。花の数は2つだと寂しいし、4つ以上だと多いかなと、実際に撮ってみて感じました。具体的な撮影のコツを被写体、構図、撮り方に分けて、説明させていただきます。

[例1]

水仙の撮り方|3本の水仙が黄色い花を咲かせています。

[例2]

水仙の撮り方|水仙が3つの白い花を咲かせています。

< 撮り方のコツは3つ >

[被写体]

3つに並んだ花を見つける

[構図]

フレームの端から端へいっぱいに並べる

[撮影方法]

位置を確定し光と風のタイミングで写す

① 被写体

3つに並んだ花を見つける」「それ以外の花は遠くにある」この2つを意識して被写体を探してみて下さい。被写体選びが写真の良し悪しを決めるので、じっくり観察してベストな被写体を選んでほしいです。「3つに並んだ花を見つける」については、「例1」は違う株で3つ並んだもの、「例2」は同じ株で3つ並んで咲いたものという違いがあります。水仙の咲いている状況、自分の撮りたいイメージで、どちらか選んでみて下さい。「それ以外の花は遠くにある」については、3つ以外の花にピントが合ってしまうような距離では、どの花が主役なのか分からなくなってしまいます。主役の3つの花以外は遠くにボケて写る程度にしてください。できれば他の花が写らないのが理想です。

② 構図

フレームの端から端へいっぱいに並べる」このような構図としてください。「例1」は中央の左から右へ、「例2」は左上から右下へ、3つの花をフレームいっぱいに並べています。このくらい近づくことで1つ1つの花の細部も見える写真としています。また、「例1」は違う株であることを伝えるために茎や葉の様子も意図的に入れています。なかなか、このような咲き方には出会わないため、花のみではなく茎や葉も入れてみて下さい。これに対して「例2」は同じ株に咲いており、花のみに着目しています。対角線に並ぶようにすると写真が整って綺麗に見えます。これは「対角線構図」という手法です。

③ 撮影方法

位置を確定し、光と風のタイミングで写す」このような撮り方をしてみてください。まずカメラを覗き、大まかな構図を確定します。野外での撮影になるため光の強さが変化します。また風になびいて3つの花の位置が移動することもあります。このような変化する状況の中で、光で写真の明るさ、風で花の位置を意識しながら、撮影をしてみてください。

逆光を活かして輝く水仙を撮影する方法

日差しを浴びた花の輝きは

爽やかで美しいよね!

光をうまく使って

素敵な水仙を撮ってみたい!

逆光で輝く水仙の美しさ!

晴れた日の水仙は明るく照らされて美しいですよね。このようなときに私のおすすめの撮り方として逆光を利用するというものがあります。日差しが花びらの後ろ側に当たっていると綺麗な色合いとなり、そこを正面側から撮影するというものです。水仙の持つ控えめな美しさを残しながら、明るい花びらの色合いも強調できます。条件さえ揃えば比較的簡単に撮影することが可能です。

[例3]

水仙の撮り方|水仙が黄色い花を咲かせています。

[例4]

水仙の撮り方|水仙が白い花を咲かせています。

< 撮り方のコツは3つ >

[被写体]

開いた花の向きに着目

[構図]

花のみ・花と茎のどちらかの構図

[撮影方法]

光の当たり方にこだわる

① 被写体

完全に開いた花」「花の向きに着目」この2つを満たす花を探してみて下さい。「完全に開いた花」を見つける理由は、花びらが光で明るい色合いになったところを撮るためです。水仙の花びらは意外と厚く、重なっていると光を通しません。そのため完全に花が開き、1枚になった部分に光が当たっている必要があるためです。また「花の向きに着目」というのは、日差しの向きが水仙の花の後ろ側から射しこむ必要があるためです。水仙はたくさん咲いていることが多く、色々な角度で咲いているため比較的条件にあった被写体が見つけやすいと思います。

② 構図

花をいっぱいにする構図」もしくは「茎まで入れる構図」、このどちらか好きな方で撮ってみて下さい。「例3」は「花をいっぱいにする構図」です。この構図の場合は、花の黄色の色合いを十分に楽しめる写真となります。花びらの明るく綺麗な色合いにクローズアップしています。「茎まで入れる構図」の場合は、花びらの明るい色合いの表現と共に、水仙の生き生きとした成長という点も写真で表現できます。「例4」は茎が伸びて成長し、花を咲かせています。開きかけの花が一緒に写っているのも水仙の生命力を表現するのに一役買っています。

③ 撮影方法

光の当たり方にこだわる」ことをしてみて下さい。この写真は花びらと光の関係を考えて撮影する必要があります。光の強さ、光の向き、によって写真の印象が変わるためです。例に挙げた写真2枚は日中の強い光を利用しました。水仙の花が厚いので柔らかい光だと十分に明るい花びらを撮ることが難しいためです。また、光の向きは花の後ろから射しこんでいます。撮りたい花の角度が合わないときは、時間によって太陽の光の角度が変わるのを待つことも必要かもしれません。他の撮影を楽しんで後からベストな時間になったら撮影してみましょう。

水仙の中心部に注目!クローズアップで不思議な魅力を引き出す

水仙って真ん中の

ラッパ部分が面白い!

確かに特徴的だよね!

写真に撮ったらどうなるの❓

中心部の不思議さを切り取りましょう!

水仙の花の中心にあるお椀を横にしたような部分は不思議で面白い形をしていますよね!ラッパスイセンと呼ばれるように色合いや形がラッパにも見えてきます。そんな水仙の特徴的な中心部にクローズアップすると写真を見る人に驚きを与えるものになります。いつもはそんなに近づかない視点まで近寄って撮影にチャレンジしませんか❓

[例5]

水仙の撮り方|水仙の花の中心にクローズアップしています

[例6]

水仙の撮り方|水仙の花の中心にクローズアップしています

< 撮り方のコツは3つ >

[被写体]

中に光が差し込むもの

[構図]

めいいっぱいに花の中心を拡大

[撮影方法]

ピントはシベに合わせる

① 被写体

中に光が差し込むもの」を探してみて下さい。お椀のようになっているため、中が影になって暗くなりがちです。そのためお椀の中に光が差し込んでいる花を被写体として選んでほしいです。「例5」はたっぷりと光を浴びているもの、「例6」は半分くらいが光が差し込んでいるものになります。少なくとも半分くらいは光がほしいところです。そのため、どちらかというと上向きに咲いている花の方が撮りやすいと思います。

② 構図

めいいっぱいに花の中心を拡大」した構図としてください。この写真は見る人に驚きを与えるものになります。普段見ていない視点が必要なので、昆虫になったつもりでクローズアップしてみてくださいね。カメラを構えながら「これ面白い」と思えるような構図になりますよ。カメラの性能によってはクローズアップに限界があるかもしれませんが、出来る範囲でチャレンジしてみて下さい。接写が得意なカメラ機種については、記事後半の「花を美しく撮れるカメラ|初めての1台としても最適」で紹介させていただいております。

③ 撮影方法

ピントはシベに合わせる」ことを意識して撮ってみて下さい。被写体に近づくとピントを合わせるのが難しくなります。その中でどこにピントが合っているか明確に意識する必要があります。例に挙げた2枚の写真を見ていただくと、シベの部分にキッチリ、ピントを合わせています。お椀の一部は多少ボケるようになりますが、基本的にはシベに合わせるとバランスが取れた良い写真となります。また、意図的にお椀の手前や奥にピントを合わせることに挑戦しても面白いかもしれません。

青空とのコントラストが美しい!水仙を爽やかに撮るコツ

水仙はスッキリしていて

爽やかな印象だよね!

爽やかな魅力を

もっと表現できないかな❓

爽やかな青空と合わせてみてください!

水仙のイメージは「爽やかな美しさ」だと感じています。スッと立ち上がり控えめだけど美しい花を見せてくれる姿が素敵です。そんな爽やかさを、さらに写真で表現するために青空とのコラボ写真にしてみることを提案させてもらいたいです。背景を何にするかで写真のイメージはガラッと変化します。ぜひ、やってみてほしい撮り方です。

[例7]

水仙の撮り方|青空を背景に水仙の白い花を写しています

[例8]

水仙の撮り方|空を背景に水仙の白い花を写しています

< 撮り方のコツは3つ >

[被写体]

背景の空を意識して選ぶ

[構図]

背景の空の割合を多くする

[撮影方法]

手前のスイセンにピントを合わせる

① 被写体

背景の空を意識して選ぶ」ことをしてみてください。この写真の主役は水仙と空です。空は背景ですが、しっかり意識する必要があります。そのため撮りたい水仙があったときに、その奥の空の様子もチェックしてみてください。電線があったり、高い建物が写り込んだりしない方が、水仙の爽やかさを表現するのに好都合です。

② 構図

背景の空の割合を多くする」と狙った写真となります。「例7」では背景の全面、「例8」では背景の3分の2程度は青空としています。「例7」などは青空に浮かぶ水仙という言葉がしっくりくるような構図となっています。茎すらも敢えて写さないように配慮して撮りました。

③ 撮影方法

手前の水仙にピントを合わせる」ことが必要です。空の表情は重要ですが、あくまでも主役は手前にある水仙となります。空だけに集中すると手前の水仙のピント合わせができていない写真となってしまいます。水仙がしっかり撮影できてこその写真ということを忘れずに撮影してもらえたら、とても良い写真になると思います。

冬の落葉樹との対比で水仙の生命力を表現する撮り方

水仙の群生を撮ると

いつも同じような写真になるなぁ。

何か良いアクセントとなるような

ポイントがあったら教えてほしい!

冬の落葉樹との対比で生命力を表現!

水仙が咲く時期はまだ他の草花や木が眠っている早春です。そのため枯れた野原や枝だけになった落葉樹の冬の景色の中にポツポツと咲き始めます。そんな春の訪れを意識させてくれる生命力が水仙の魅力だったりしますね。ここで群生する水仙を撮ると同じような写真になってしまうという困りごとはないでしょうか❓ 私は実際にそのように思うことがあります。そういった中で水仙の生命力を写真に表現する方法として考えたのが、枝だけになった落葉樹を背景とすることです。落葉樹の冬の姿と水仙の春を告げる姿が対比となって、生命力を強調してくれます。両方が一緒に撮れるシチュエーションは多いと思います。ぜひ、群生を撮るのに迷っている人に試してほしい方法です。

[例9]

水仙の撮り方|落葉樹を背景に水仙の白い花を写しています

[例10]

水仙の撮り方|落葉樹を背景に水仙の白い花を写しています

< 撮り方のコツは3つ >

[被写体]

背景から考えて水仙を選ぶ

[構図]

写真の約半分を落葉樹とする

[撮影方法]

最終的なバランスを微調整

① 被写体

背景から考えて水仙を選ぶ」ことをしてみて下さい。まず大まかに撮影場所の把握をしてほしいです。どこに水仙が咲いていて、どこに冬の落葉樹があるかということです。そのあとに水仙の群生が美しく咲いている箇所を見つけ、その奥に落葉樹があるようなカメラ位置を想像して被写体を決めてみて下さいね。適切な落葉樹が見つからなければ冬の枯れた草木の様子を背景にしても同じような効果が得られます。

② 構図

写真の約半分を落葉樹とする」ように背景を設定してください。落葉樹は背景として後ろにありながら水仙と対比される重要な存在です。そのため大きく背景として設定する必要があります。例に挙げた2つの写真でも約半分程度を落葉樹としています。特に「例10」では大きく比較的ハッキリ写してありますが、このくらいでもバランスは良いと思います。

③ 撮影方法

最終的なバランスを微調整」して撮ることを意識してみてください。カメラを覗きこんだときに思っていた構図に近づけるように、水仙と落葉樹の配置とバランスを微調整してみてください。少し角度を傾けたりするのもありだと思います。角度を傾ける際に注意したいが地面が写らないようにすることです。地面が写ると傾きが分かる写真となることが多く、不自然な写真となってしまうことがありますので、そこは注意をお願いします。

スマホからステップアップ!本当におすすめのカメラとは?

冒頭でもお伝えしましたが、さらに上を目指したい方に、おすすめのカメラをご紹介します。今はスマホで撮っているけど、これから趣味としてカメラでの撮影を考えている方に参考にしてもらえます。何十万円もする高価なカメラに負けない、花を美しく撮れる機種となります。私自身が4,000枚以上を実際に撮影したカメラを自信を持っておすすめします。

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