
バラの魅力を
美しい写真で伝えたい!

SNSで注目される写真を
スマホで撮ってみたい!
カメラ初心者~中級者の人に向けた内容となります。カメラの難しい撮影技術や専門用語はこの記事では取り扱いません。今日からすぐに実践できるバラの撮り方を、誰でも簡単に真似できる6つのポイントに絞ってお伝えします。「スマホ」や「コンパクトなデジカメ」でも、とても美しい花の写真が撮れます!
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「ふくふくろう」です。
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4,000枚以上の写真を公開
身近な花の美しさを伝えたくて、これまでに300種類以上の植物を撮り続けてきました。
「初めてのカメラとして最適」
趣味としてカメラ購入を考えているけど、どんなカメラが良いんだろう。高価なカメラは予算オーバーで手が届かない。そんな方に高級カメラにも負けないくらいの美しい花の写真が撮れる機種をご紹介します。私自身が実際に4,000枚以上の撮影をしてきた経験から自信を持っておすすめする機種です。
↓ 花を美しく撮れるカメラ ↓
【初心者向け】バラの撮り方|美しい写真の4つのコツ
バラは昔から品種改良がされており、種類は数万種もあるといわれています。品種の多さはバラがずっと人々に愛されてきた証拠ですよね。開花時期は一般的には5月~6月に見ごろですが、秋に咲く品種(10月~11月)や四季咲きの品種もあります。我が家の庭にあるバラは5月頃になると美しい花を見せてくれます。毎年バラのアーチが楽しみです。
↓ 我が家のバラのアーチ ↓

そんな思い入れのあるバラの花について、撮り方の6つのコツをお伝えしていきたいと思います。「バラの多くの品種×6つのポイント」という具合に、かなり撮影のバリエーションを増やしていただけると思います。綺麗なバラを多くの切り口で撮影しながら楽しんで欲しいです。すべてのポイントは私自身が写真を撮りながら実証したものになります。実際に私が撮影した写真の例をもとに、なるべく具体的にお伝えしますね。
まず、こちらの写真をご覧ください。


バラのアーチ綺麗だね!
でも主役の花はどこだろう❓
バラが綺麗だからといって、何となくシャッターを押してしまうと、このような写真となります。綺麗なんだけど、伝わってくるものがないというような写真になります。それは被写体の主役や構図などが曖昧で写真を見る人に「ここを見てほしい!」というものがないからです。このあとのポイントでは写真を撮る際に意識する目的を明確にしていきます。写真を見る人の気持ちになってメッセージを写真に込められるような方法をお伝えしていきますね。難しい方法ではなく簡単に意識できることなので肩の力を抜いて読み進めていただければと思います。
華やかさが際立つ!花・葉・空のバランスで美しく魅せる撮影テク

バラは本当に綺麗だね!
この美しさを写真で伝えたい。

バラを綺麗に撮るために
ポイントはどこなの❓
→ 葉と空の美しい色を意識してみてください!
バラの美しさを撮るのに「なんで葉と空を意識するの❓」と感じた方も多いのではないでしょうか。葉と空に着目するのは、そのままでも美しいバラの花にとって引き立て役が重要となってくるからです。バラの葉は青々として明るい緑が素敵ですし、晴れた日の爽やかな空は見ているだけで気持ちが良いです。この2つの名脇役に主役のバラを引き立ててもらいましょう。例に挙げた写真を見ていただくと「バラのピンク、葉の緑、空の青」の3つの色が組み合わさっています。この色の使い方を具体的に説明させていただきます。
[例1]

[例2]

[例3]

< 撮り方のコツは3つ >
[被写体]
花の背景に葉と空が写る位置関係
[構図]
背景の葉と空は半分になるように
[撮影方法]
花や葉の色合いは光を意識
① 被写体
被写体は「主役の美しいバラの花」を探し、そのバラの「背景に葉と空が写る位置関係」を見つけてください。これに合った被写体を選ぶことで、写真の構図を考えやすくなります。「主役の美しいバラの花」については、「例1」は2つの花、「例2」は3つの花、「例3」は複数の花となっています。ご自身の好みや被写体のバラの株の様子で選んでいただければと思います。主役の花を選んだ上で後ろに葉と空が広がる風景となるかイメージしてみてください。葉はそんなに意識しなくても自然と後ろに写り込みます。ポイントは青い空で、天候に左右されたり、電柱などの障害物もあるので慎重に見極めて下さい。
② 構図
「主役の花は中心もしくは対角線に並べる」「背景の葉と空はおおよそ半分ずつになるように」この2点を意識して構図を確認してみてください。「例1」「例2」の場合は中心に花を持ってきていますね。[例3]は複数の花があるので対角線上に花を並べています。こちらは対角線構図という手法で対角線上に対象を置くことで綺麗なバランスの写真となります。3枚の例の背景を見てもらうと分かりますが葉と空がおおよそ半分になっています。このくらいの割合が写真の背景として良いです。意識して角度を調整してみてくださいね。
③ 撮影方法
撮影としては、花を見上げてに撮るようになります。それは空を背景として選んでおり、横からや見下ろした撮り方だと空以外に地面や障害物が入ってしまうからです。綺麗な青空を背景に入れてみて下さい。花や葉の色合いとしては光の当たり方が重要となってきます。例の3つの写真ではハッキリとした色合いを強い光で表現しています。逆に弱い光だと柔らかい印象の写真となりますので、こちらが好みの方は太陽が雲に隠れたときなどを狙って撮ってみて下さい。
可愛らしさがUP!ぷっくりした蕾にフォーカス!開花前の瞬間を狙う

花以外にバラ撮影のときに
注目する場所はどこになるの❓

バラの色んな可愛らしさを
撮ってみたいなぁ!
→ 蕾の可愛らしさを撮ってみてください!
花は綺麗ですが、バラの蕾もとても魅力的です。蕾がぷっくりと膨らんだ姿は花以上の可愛らしさを感じます。ぜひ、可愛らしい蕾を主役にした写真を撮ってみて下さい。下の例にも3つの蕾の写真を載せていますが撮る大きさによってイメージも変わってきます。蕾を撮るコツについてお伝えします。
[例4]

[例5]

[例6]

< 撮り方のコツは3つ >
[被写体]
開花寸前の丸みを帯びた蕾
[構図]
蕾を中心にして目的で構図を微調整
[撮影方法]
主役の蕾にクローズアップして撮影
① 被写体
「膨らみがあり、もうすぐ花びらが開きそうな蕾」を探してみて下さい。一言で蕾といっても、まだ膨らんでいないものもあれば、開花寸前のものもあります。開花寸前のものは蕾の外側の殻が裂け(いずれガクになる部分)中から花びらが膨らんできています。この段階の蕾を見つけてみて下さい。また自然のものなので個性があります。綺麗に丸く膨らんでいる蕾を選んでください。クローズアップして撮るので細部の綺麗さは重要になりますのでこだわってみると良いです。
② 構図
構図としては3パターンを例として用意しました。「中心に主役の蕾を写す」のは3つの写真で変わりませんが、その大きさに違いがあります。[例4]は写真いっぱいに入れて迫力ある姿にしています。「例5」は「例4」よりも少し引いた構図で、背景も入れています。この大きさが1番蕾の可愛らしさを表現できます。「例6」は主役になる蕾はありますが、その周辺にもこれから膨らむ蕾が写っています。蕾の成長を実感してもらえる構図となります。このように蕾を中心に置きながら、表現したい目的によって写る大きさを調整してみてください。
③ 撮影方法
「主役の蕾にクローズアップして撮影」してみてください。クローズアップの度合いにも寄りますが、「例4」や「例5」くらいに近づくのであればカメラの影が写り込まないように工夫が必要です。上からではなく横から撮ったり、光の向きを考えてカメラの位置を微調整してみてください。そのくらいクローズアップすると蕾の外側にあるツンツンしたトゲのようなものも見えてきます。この細部まで写したときの可愛らしさはクローズアップの視点でしか見られないものです。
ゴージャスなバラに!花びらの折り重なりをダイナミックに!

バラの魅力は幾重にも
重なる花びらじゃないかな。

そうだね。可愛らしさと一緒に
華やかさを感じられるんだよね!
→ 花びらの折り重なりを表現してみよう!
バラがこれだけ人々に愛されている理由は「可愛らしさ」と「華やかさ」の絶妙なバランスがあるからではと思います。この「華やかさ」のイメージとなるのは美しい花びらの幾重にも重なる姿からです。バラの花びらの重なりは「華やかさ」だけでなく「豪華さ」「優雅さ」なども連想されます。このイメージを表現するために花びらの重なりに着目して写真を撮ってみましょう。
[例7]

[例8]

[例9]

< 撮り方のコツは3つ >
[被写体]
花びらがギュッと集まった花
[構図]
花を写真いっぱいに入れる
[撮影方法]
目的に合わせて光を使い分ける
① 被写体
被写体としては「開ききる前の花びらがギュッと集まった花」を選ぶと良いです。花びらがミルフィーユのように重なる姿は、蕾が開き、満開へと向かう途中の時期が一番美しいです。「例7」はピンク色1色のバラの花びらの重なりを被写体としました。「例8」は花びらの外側の縁が濃いオレンジ色、それ以外が黄色のバラです。このような色合いのバラはより幾重にも重なる姿が美しく表現できます。「例9」は蕾の花びらを開き始めた瞬間をとらえました。中心部に見え始めた花びらの重なりが動きのある期待感を感じさせてくれます。
② 構図
「花を写真いっぱいに入れる」このような構図としてください。バラの花びらが重なる細部は大きく写すことで感じられる魅力です。「例7」や「例8」はこのように花びらの重なりをダイレクトに大きく伝えるようにしています。「例9」は少し違って重なりを中心に置きながら周囲の状況も背景として入れています。これは花の成長の動きのあるイメージを背景も含めて伝えています。
③ 撮影方法
撮影としては「目的に合わせた光の使い分け」を意識してみてください。「例7」と「例9」は強い光でハッキリとした明るい写真となっています。「例8」は弱い光で柔らかい花の様子をとらえています。このように撮りたい写真のイメージは光の強弱によって左右されます。花の個性としてどちらが似合うのか、自分が撮りたい写真がどちらのイメージに近いのかによって光を選んでみるとワンランクうえの写真を撮ることが出来ますよ。
リズム感のある賑やかな写真に!複数のバラを組み合わせた構図の作り方

沢山の花を一緒に撮りたい!
賑やかな写真にしてみたいんだ。

バラを賑やかに撮りたいよね!
どうすればうまく撮れるの❓
→ 対角線を意識してリズム良く!
バラは一斉に花を咲かせますよね。たくさん咲いた花を多く写真に入れて賑やかで綺麗な写真を撮ってみたい方も多いと思います。このような写真は、この記事の最初にお伝えしたように明確な意識がないとなんとなくぼんやりとした何を伝えたいのか分からない写真になってしまいます。そうならないためにどのような撮り方のコツがあるのかお伝えします。賑やかでリズムのある写真を撮ってみましょう。
[例10]

[例11]

[例12]

< 撮り方のコツは3つ >
[被写体]
複数の花が直線・曲線で並んでいる
[構図]
直線・曲線としてつなげる構図
[撮影方法]
ピントは主役の花に合わせる
① 被写体
「複数の花が直線もしくは曲線で並んだ」ところを探してみて下さい。「例10」「例11」は花が直線に並んでいます。「例12」は一見並んでないように見えますが、曲線としてつながっています。このように花どうしがポツポツと分かれているのではなく隣になって線となっている花を見つけてください。その数は撮りたい写真によって異なってきます。ここで「忘れてはいけないのは主役を決めること」です。並んでいる中でも中心となるべき主役の花は決めるようにしてください。
② 構図
構図は「直線もしくは曲線を対角線に結ぶ」ようなものにしてください。「例10」「例11」については右下から左上に向かって対角線となって並んでいます。主役の花は1番手前です。「例12」は右上から下へ、その後左上にいく曲線の流れがあります。一度下に行ったときに主役の花があります。このように対角線もしくは曲線の流れによってリズムのある構図となります。
③ 撮影方法
撮影方法は構図の「花の並びのリズムを意識」しながら「ピントは主役の花に合わせる」という2つのことをしてみてください。少し難しいですが、全体の流れと一部の主役の存在という全体と一部を意識することになります。昆虫や鳥とは違い、花は動かないですから、じっくり意識して撮影していただければうまくいくと思います。
雨粒が輝く幻想的なバラに!雨上がりのしっとりした雰囲気を活かす

雨が降ったから
バラの撮影は中止かなぁ❓

そうだね。残念だけど
うまく撮れないもんね!
→ 雨に濡れた魅力にチャレンジしてください!
雨が降ると花の撮影は無理かなと考える人もいますよね。私も昔は雨が降ると残念だけど諦めようと思っていました。ただ今は雨の日だったり、雨上がりだったり、違った雰囲気の写真を撮れるチャンスだと思ってワクワクして出掛けます。バラも雨に濡れることによって晴れの日にはないしっとりとした姿を見せてくれるんですよ。繊細な白の花に雨粒が濡れる姿を撮ってきましたので、どんな写真が撮れるか、どのようにしたら綺麗に撮れるのかをご覧ください。
[例13]

[例14]

< 撮り方のコツは3つ >
[被写体]
純白のバラと綺麗な雨粒の被写体
[構図]
大きく花を入れて雨粒が目立たせる
[撮影方法]
雨粒の光り具合や大きさに着目
① 被写体
被写体として純白のバラを選びました。白い花は難しい印象があります。それは光や外部環境に写真が左右されやすい繊細さがあるからです。ただ逆に考えれば雨粒など自然の営みをうまく受け入れる寛容さがある色だとも言えます。そのため雨と白いバラにコラボをさせてみました。「雨粒が綺麗についた花」「蕾から滴り落ちる雨粒」を探してみて下さい。
② 構図
「花・蕾を大きく写真に入れて雨粒が目立つように」してみてください。大きく写真に入れることで雨粒の光加減なども写真に入れることができます。「例14」の写真では綺麗に光る雨粒の中に周辺の景色が写り込んでいることも分かるようになります。
③ 撮影方法
花や蕾と一緒に雨粒の水滴も主役です。「花・蕾を意識しながら雨粒の光り具合に着目」しながら撮ってみて下さい。「例14」のように滴り落ちる水滴の場合にはタイミングも重要です。水滴として大きくなるのを待つのも必要ですが、大きくなりすぎて水滴が落ちてしまっては元も子もありません。良いタイミングでシャッターを切って蕾の若々しい生き生きとした姿を写真に撮ってみましょう。
驚きのバラ写真に!花の中心にクローズアップ!シベの美しさを引き出す

人が撮らない写真を
撮影してみたいなぁ!

見せたらビックリされるような
SNS映えする写真がほしい!
→ 中心にクローズアップしてみてください!
「人とは違う写真が撮りたい」「見た人がビックリするような写真が撮りたい」このように思う方のために良い方法があります。それは花の中心に思いっきりクローズアップしてバラのシベを写すことです。見た人は「何の写真❓」と思いながらクイズを出されたような好奇心を刺激されるはずです。肉眼では見られない姿を写真で撮って、クローズアップの世界を表現してみてください。
[例15]

< 撮り方のコツは3つ >
[被写体]
大きく開き、シベが綺麗な花
[構図]
とにかくシベにクローズアップ
[撮影方法]
正面からグッと近寄って撮影
① 被写体
「花が大きく開き、シベが綺麗な花」を探してみて下さい。また、シベに大きくクローズアップするため光が入らないと暗い写真になってしまいます。横向きの花で上から光が入るところを正面から撮る形にすると良いと思います。あと少し注意したいのが、花のシベのあたりに小さな虫がいることがあります。せっかくシベに集まってきた虫には申し訳ありませんが撮影が終わるまでちょっとどいてもらう方が綺麗な写真となります。
② 構図
構図は「とにかくシベにクローズアップする」ことです。この写真の魅力はシベの細部を写し出すことにあります。カメラの性能によって限界はあると思いますが、限界まで近寄って撮ってみてほしいです。シベの全体は写真の中におさまった方がうまくまとまると思います。私のカメラはレンズから被写体まで1cmのところまで近寄れます。接写モード・マクロモードのあるカメラに興味のある方はこのあとの「花を美しく撮れるカメラ」でご紹介しています。
③ 撮影方法
「横を向いた花を正面からグッと近寄って撮影」してみてください。光も上から入り暗くなることなく撮ることが出来ると思います。近づき過ぎるとボケてしまうかもしれませんが、そんなときは何回かチャレンジしてみて限界までピントが合った状態で撮れるところを探しながら撮影をしてみてほしいです。
スマホからステップアップ!本当におすすめのカメラとは?
冒頭でもお伝えしましたが、さらに上を目指したい方に、おすすめのカメラをご紹介します。今はスマホで撮っているけど、これから趣味としてカメラでの撮影を考えている方に参考にしてもらえます。何十万円もする高価なカメラに負けない、花を美しく撮れる機種となります。私自身が4,000枚以上を実際に撮影したカメラを自信を持っておすすめします。
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花の写真をもとに、お話しできたら嬉しいです。「Instagram」でお待ちしております!
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最後までお読みいただき
ありがとうございました。
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