
紫陽花の魅力を
美しい写真で伝えたい!

SNSで注目される写真を
スマホで撮ってみたい!
カメラ初心者~中級者の人に向けた内容となります。カメラの難しい撮影技術や専門用語はこの記事では取り扱いません。今日からすぐに実践できる紫陽花の撮り方を、誰でも簡単に真似できる7つのポイントに絞ってお伝えします。「スマホ」や「コンパクトなデジカメ」でも、とても美しい花の写真が撮れます!
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「ふくふくろう」です。
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4,000枚以上の写真を公開
身近な花の美しさを伝えたくて、これまでに300種類以上の植物を撮り続けてきました。
「初めてのカメラとして最適」
趣味としてカメラ購入を考えているけど、どんなカメラが良いんだろう。高価なカメラは予算オーバーで手が届かない。そんな方に高級カメラにも負けないくらいの美しい花の写真が撮れる機種をご紹介します。私自身が実際に4,000枚以上の撮影をしてきた経験から自信を持っておすすめする機種です。
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【初心者向け】紫陽花の撮り方|美しい写真の7つのコツ
梅雨になると紫陽花が主役の季節がやってきます。「色合いの美しさ」「集まった花の華やかさ」「しっとりとした質感」など多くの魅力があります。私は300種類以上の身近な花を撮ってきましたが、その中でも紫陽花は写真映えする花の代表格と感じています。
まず、こちらの写真をご覧ください。


綺麗なんだけど
よく見るような写真だね。
確かに綺麗ですが、多くの方が撮りがちな「普通の視点での写真」ともいえます。この記事では、どのように視点を変えれば紫陽花の魅力をもっと引き出すことが出来るかに着目していきます。簡単に意識できるけど、他の写真とは一味違う写真が撮れるコツを私の実体験をもとにお伝えしていきます。紫陽花の魅力を再発見できるような写真を撮ってみてくださいね!
開き始めの紫陽花は初々しさが魅力!咲きかけの瞬間を逃さず撮るコツ

紫陽花の花って
どの段階が綺麗だと思う❓

もちろん満開だよ。
他に綺麗なときってあるの❓
→ 紫陽花は開き始めも綺麗なんです!
満開はもちろん綺麗なことに間違いないです。ただ意外と見落としがちなのが蕾が動き出した開花初期の美しさです。満開のときにはない初々しい魅力に溢れている写真を撮ることが出来ます。
[例1]

[例2]

< 撮り方のコツは3つ >
[被写体]
花びらの縁が色づき始めたもの
[構図]
クローズアップして花を大きく写す
[撮り方]
魅力的な部分を主役に選ぶ
① 被写体
開花の初期段階の花を見つけます。じっくり紫陽花の花を観察すると、全ての花が同じではないことが分かります。蕾・開き始め・満開と違い、さらに開き始めの中でも微妙に成長段階が異なります。多くの花を見比べたうえで、「花びらの縁が色づき始めたもの」「まだ蕾も含まれるもの」この2点を満たす自分が撮りたい開き始めの花を選んでください。
② 構図
写真いっぱいに花を配置する構図にしてみてください。細部を伝えるには、クローズアップして花を大きく写した構図であることが必要です。「例1」は花の側面を斜めに大きく入れる構図、「例2」は真上から丸い花全体を構図に入れています。このような構図で写すことで「紫陽花にこんな瞬間があったんだ」と驚きを伝えることが出来ます。
③ 撮影方法
選んだ紫陽花の「特に魅力的な部分を主役に選び」そこにピントをを合わせて撮ってみて下さい。主役を選ぶ際は、カメラを覗きながら角度を変えていくと良いと思います。「例1」であれば、花の側面に開いている1つの花を主役にするために横から撮っています。また、「例2」であれば全体的に段々と色づいていく過程を表現するために上から花全体を撮っています。
紫陽花の色変化を活かす!七変化の過程を1枚に収める撮影テクニック

紫陽花って花の色が
変化していくらしいよ。

へぇー知らなかった!
どんな変化をするんだろう❓
→ 紫陽花の別名は「七変化」!
紫陽花の別名は「七変化」ということをご存じでしょうか❓七変化という名前は花色が変化していくことから付けられたものです。この色の変化を対比できるような写真が面白いです!
[例3]

[例4]

< 撮り方のコツは3つ >
[被写体]
変化を対比できる花を見つける
[構図]
被写体以外の花を入れない
[撮り方]
2つの花は対比を意識し離れさせない
① 被写体
「例3」の1つの花を見つけたときには「これは面白い写真が撮れる」と確信しました。真ん中で綺麗に色づき方が違う花はあまりないですから、被写体探しでうまくいった例です。でも、そんな紫陽花の花はあまりないですよね。見つからないときには、2つの色づき方が違う紫陽花を1枚の写真にしてみましょう。「例4」は手前と奥で2つの花を入れた写真になります。このように色の変化を対比できる花を見つけることが重要です。
② 構図
紫陽花は多くの花を咲かせるので、遠目から撮ったら多くの花が写ります。そのような写真では、どの花の色の変化を撮りたいのか分からないです。そのため選んだ被写体にクローズアップして、写る花を絞って撮ることが必要です。被写体以外の花が入らないような構図が望ましいです。また、「例4」は2つの花が右下から左上に対角線上に並ぶような構図にしてあります。これは対角線構図といい、被写体を対角線に並ぶように配置するとバランスよく綺麗な写真となります。
③ 撮影方法
[例3]は花自体が面白い対比になっているので真上からの角度で撮っています。[例4]は青い花を手前にして、後ろに色づく前の花をボケさせて入れています。2つの花は対比できるように離れさせないことがポイントです。
雨の雫で紫陽花がもっと美しく!濡れた花をドラマチックに撮る方法

雨と紫陽花は
イメージがピッタリだよね。

雨に濡れた紫陽花を
綺麗に撮ってみたいなぁ!
→ 雨に濡れた紫陽花は魅力が倍増します!
紫陽花は梅雨時期に咲き、雨に濡れている様子は花の持つイメージにピッタリです。雨は紫陽花の花が持つ魅力を高めてくれるものなんです。そんな雨と紫陽花を一緒に撮ることで、より素敵な写真になります。そんな相性抜群な雨と合わせて楽しく撮っていきましょう。
[例5]

[例6]

< 撮り方のコツは3つ >
[被写体]
雨粒の付き方にもこだわる
[構図]
クローズアップで雨粒を見せる
[撮り方]
雨粒が輝くポイントを探す
① 被写体
雨に濡れた紫陽花ですので、雨上がりに被写体を探しましょう。もしくは雨が降っているときに傘をさして撮影にチャレンジしてください。雨上がりのときは限定されますし、雨が降っているときはいつもより撮影が大変です。ただその苦労に見合う素敵な写真が撮れますよ。雨粒は自然のものなので、多く付いているところや、少しのところなど様々です。雨粒の付き方にもこだわって紫陽花の花を選ぶということをしてみてください。
② 構図
雨粒の様子を写真に写すにはクローズアップが必要です。「例5」のように花全体がちょうど構図に入るくらいに近づかないと雨粒が分かりません。もっと雨粒を表現したい場合には、「例6」のような距離まで近寄って見てください。雨粒一粒一粒がしっかり見えてきて、紫陽花の花のしっとり感がさらに強調できます。雨粒を写すには花に近寄って写してみましょう。
③ 撮影方法
紫陽花と雨粒のコラボを素敵に表現するには、光に着目してみてください。なぜなら雨粒は光の当たり方によって、明るくなったり暗くなったり変化が大きいからです。当然ですが水ですので、光をよく反射させます。カメラの角度でより綺麗な明るさになる角度を探してみて下さい。実際にカメラの角度を変えながら見るとキラリと魅力的に輝くポイントが見つかるはずですよ。
紫陽花は花だけじゃない!青々とした葉を魅力的に写す撮影ポイント

紫陽花の葉って
大きくて迫力があるんだ。

注目してなかったよ。
どう撮ればうまく撮れるの❓
→ 葉の迫力でみんなに差をつける!
紫陽花と聞くと華やかな花をイメージしますよね。葉をじっくり見たこともないかもしれません。でも実は紫陽花の葉は大きく青々として魅力たっぷりなんですよ。みんなが花に注目しているところで葉の魅力的な写真を撮って一味違う写真にチャレンジしてみましょう。
[例7]

[例8]

[例9]

< 撮り方のコツは3つ >
[被写体]
まずは若葉を探してみる
[構図]
大きく葉を写して迫力ある姿を表現
[撮り方]
光を取り込む角度を意識する
① 被写体
紫陽花の株には多くの葉が生い茂っています。その中から葉の魅力が伝えられる被写体を選んでみて下さい。ヒントとして先ほどの写真では「例7」は生い茂る葉の迫力、「例8」雨粒で輝く一枚の葉、「例9」初々しい美しさの若葉、こういった意識で被写体となる葉を探してみました。この中でオススメなのが若葉を撮ってみることです。若葉は葉の中心から黄緑色に輝いて伸びていますので、探してみて下さいね。
② 構図
「例7」は株全体を入れて多くの葉の魅力を伝えられる写真にしました。これは花が良い具合に2つ咲いていて、他が緑の葉でしたので撮ることが出来ました。このような位置で撮れることもありますが条件が合わないと難しいので、やはり「例8」と「例9」の1つの葉に着目したクローズアップ写真が撮りやすいと思います。大きく葉を写して迫力ある姿を表現する構図としてみてください。
③ 撮影方法
葉は魅力的ですが、花の華やかな印象と比べると印象が薄くなりがちです。そのため光の入り方を工夫して、明るい印象にする必要があります。「例8」は雨粒に反射する光で葉を明るく表現しています。「例9」は光の差し込みを邪魔しないように横から若葉を撮影しています。このように光を取り込む角度を意識することで葉の印象を明るいイメージに近づけることで、より魅力的な写真となります。また、葉にクローズアップすると葉の通る葉脈が見えてきます。この葉脈をじっくり見たことがある人も少ないと思いますので、そんな細部を表現することで普段見ることが出来ない魅力がある写真になりますよ。
見上げると新しい世界!紫陽花を下から撮って幻想的に魅せる方法

紫陽花の花を
下から見たことある❓

意識したこないなぁ。
どんな風に見えるの❓
→ 紫陽花を下から見ると新鮮ですよ!
普通は上から紫陽花を撮ろうとしますよね。逆転の発想で下から覗いてみたらどんな写真になるか興味が湧きませんか❓下から撮ると新鮮で素敵な写真が撮れるんですよ。実際の写真をお見せしますので、ぜひ一度やってみてほしいです。
[例10]

[例11]

< 撮り方のコツは3つ >
[被写体]
シンプルな背景を選ぶ
[構図]
主役の花を大きく写す
[撮り方]
花びらに当たる光を意識する
① 被写体
まずは紫陽花の花の下からカメラを構えてみて被写体を選んでいきましょう。そのときに花自体の綺麗さもチェックが必要ですが、背景にも着目してみて下さい。「例10」ですが、上半分が空と木の背景となっています。この背景が色んなものがゴチャゴチャと写っていると、主役である花が引き立ちません。シンプルな背景になるような位置にある花を被写体に選ぶと綺麗に写真になります。
② 構図
下から撮る場合には「主役が花」「脇役が背景(空など)」になります。主役が分かりやすい写真の方が見る人に意図が伝わりやすくなります。そのため主役の花は小さく写すよりも大きく写す方が主役であることが分かりやすくオススメです。先ほどご紹介した写真のように、下から花を大きく写した写真を撮ってみて下さい。かなりクローズアップが必要ということはありませんが、程よく大きく花を写す構図が良いと思います。「例11」は大きく主役を入れていますね。
③ 撮影方法
下から撮ると花びらに光が当たって明るい印象になります。ここが下から撮った時の花の魅力を引き出せるポイントの1つだと思います。そのため光が花びらに当たっていることを意識して美しい角度を調整してください。ガクアジサイ(花が周りにある種類)の場合は花の厚みがないので明るく撮影できます。普通の紫陽花は花が密集している分、暗い印象になるので光をより意識して撮ることが必要です。
紫陽花をバランスよく配置!対角線構図で美しい1枚に仕上げるコツ

紫陽花の花を
たくさん入れて撮りたいなぁ。

何だか、まとまりがない
印象の写真になっちゃう。
→ 紫陽花を魅力的に見せる構図があります!
紫陽花って時期になると1株に多くの花を咲かせます。さらに1つの花が華やかなので、紫陽花の花を沢山入れたら素晴らしい写真になると思う方も多いですよね。でも何となく撮ってみるとまとまりのない感じの写真になりがちです。そこで複数の紫陽花を綺麗にまとめる構図をお伝えします。
[例12]

[例13]

< 撮り方のコツは3つ >
[被写体]
対角線を意識して花を選ぶ
[構図]
対角線の花を大きく写す
[撮り方]
イメージに合う角度を探す
① 被写体
花が対角線上に並ぶようにすると構図として綺麗になります(対角線構図)。写真2枚について見てみると、「例12」は左下から右上へ、「例13」は右下から左上へ花を並んでいるのが分かると思います。対角線はこの2つのどちらかになると思います。これを意識すると複数の紫陽花がおおよそ1列に並んでいるところの被写体が撮りやすいです。紫陽花は多くの写真を咲かせるので1列に並んでいる綺麗な花が続く被写体を見つけることが出来ると思います。構図を意識しての被写体選びがとても重要となります。
② 構図
選んだ被写体の複数の紫陽花の花が対角線に並んで見える距離で撮影してください。なるべく他の花がフレーム内に入らない方が対角線の効果が出ます。他の花が入ったとしても主役は対角線に並んだ花ですので、他の花は控えめに見える距離で撮影してください。そうすると例に挙げた2枚の写真のようにある程度主役の花は大きく写した方が良いと思います。
③ 撮影方法
例に挙げた2枚の写真では明るさが違います。どちらの明るさが良いかどうかは表現したいイメージにもよるのでどちらが良いかという結論はありません。下から撮ると逆光になり明るさが抑えられどっしりとした印象になります。上から撮ると順光になり明るさが増し軽い印象になります。表現したいイメージになるようにカメラの角度を調整してみて下さい。
1つの小さな花にフォーカス!クローズアップ撮影で華やかさを引き出す

紫陽花は小さな花が集まって
咲いているって知っていた❓

そうなんだ!
1つの花はどんな感じなの❓
→ 紫陽花は1つの花でも華やかです!
紫陽花の花というと、ひとまとまりに固まって咲いている単位で考えますよね。でも、花に近寄ると小さな花が集まって咲いていることに気づきます。この小さな花が、とっても華やかで綺麗なんです。昆虫が見ているような世界を感じてみて下さいね!
[例14]

[例15]

< 撮り方のコツは3つ >
[被写体]
密集していない場所の花を選ぶ
[構図]
写真いっぱいに1つの花を写す
[撮り方]
カメラの影を意識して横から撮る
① 被写体
ひとまとまりの花の中で綺麗な形で咲いている1つの小さな花を見つけてみて下さい。小さな花も良く見ると形がそれぞれ違います。咲きかけのものだったり、花びらの形が小さかったり大きかったり、1番見栄えのする花を選んであげてください。また、密集していない場所の花(ガクアジサイの場合はあまり関係ない)がうまく撮りやすいです。カメラを構えたときの撮りやすさも考えて被写体を見つけましょう。
② 構図
写真いっぱいに1つの花が広がるようにクローズアップして撮ってください。「あれっ、これって紫陽花なの❓」という驚きがある写真になります。ご紹介した写真の1枚目はピンクの紫陽花を、2枚目は青いガクアジサイを撮っていますが、もしかしたら紫陽花とは思えないのではないでしょうか。
③ 撮影方法
写真いっぱいに小さな花を写そうとすると被写体とカメラのレンズがかなり近い距離になります。そうするとカメラ自体の影を意識して撮影をしないといけません。被写体を選ぶ際に密集していない花を見つけていればカメラの自由度はあるので、少し横から撮るような形になることが多いと思います。光は上から入り、カメラは横から花を撮るので影になってしまうことを避けることができます。
スマホからステップアップ!本当におすすめのカメラとは?
冒頭でもお伝えしましたが、さらに上を目指したい方に、おすすめのカメラをご紹介します。今はスマホで撮っているけど、これから趣味としてカメラでの撮影を考えている方に参考にしてもらえます。何十万円もする高価なカメラに負けない、花を美しく撮れる機種となります。私自身が4,000枚以上を実際に撮影したカメラを自信を持っておすすめします。
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ありがとうございました。
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