【スマホOK】チューリップを美しく撮る５つのコツ｜初心者向け撮影ガイド

→ コツを掴めば誰でも綺麗に撮れます！

カメラ初心者～中級者の人に向けた内容となります。カメラの難しい撮影技術や専門用語はこの記事では取り扱いません。今日からすぐに実践できるチューリップの撮り方を、誰でも簡単に真似できる５つのポイントに絞ってお伝えします。「スマホ」や「コンパクトなデジカメ」でも、とても美しい花の写真が撮れます！

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「初めての１台として最適」

今はスマホで撮っているけど、そろそろ本格的な趣味として、カメラ購入を考えている。何十万円もするような高価なカメラは予算オーバーで手が届かない。高級カメラにも負けない、美しい写真が撮れる機種をご紹介します。私自身が実際に4,000枚以上の撮影をしてきた機種を自信を持ってお伝えします。

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おすすめデジカメ３選「花を美しく撮れる機種ランキング」

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2025.01.08

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簡単な自己紹介です。よろしくお願いします。

身近な花の美しさを伝えたくて、これまでに300種類、4,000枚以上の写真を撮り続けてきました。写真のコツについて、さらに詳しく聞きたいという方は「Instagram」でお気軽にご質問ください。

【初心者向け】チューリップの撮り方｜美しい写真の５つのコツ

春になるとチューリップが咲き乱れ、花壇は美しい色に変化していきます。開花時期は３～５月で１～２週間ほど綺麗な花を咲かせます。そんな魅力的な春の花であるチューリップを美しく撮りたいですよね。でも、私の実体験では単調な写真になりやすく撮影にコツが必要な花という印象です。それはチューリップの花が「等間隔で密集している」「同じ高さに咲いている」などの理由によります。この記事では「撮影のコツ」を５つご紹介します。意識すればすぐに出来ることをお伝えしますので、ぜひ参考にしていただきチューリップの撮影を楽しんでください！

まず、こちらの写真をご覧ください。

このように何も意識せずにチューリップを撮った場合「綺麗なんだけど単調でどこか物足りない」といった印象になりがちです。ワンランク上の他の写真とは一味違うチューリップの写真の撮り方をお伝えします！

主役のチューリップを決める！魅力を引き出す構図の作り方

→ 主役を決めることがポイント！

チューリップが一面に植えられた花壇では多くの花が咲いています。この花すべてを均等に写真に入れて撮ってしまう。これがまとまりに欠ける写真になる原因です。そこで、主役となる花を決めることで全体がまとまって見え、より綺麗な写真となります。

[例１]

手前のピンクの花が主役で、後ろのボケた花たちが脇役となります。主役を中心に綺麗にまとまった写真となります。最初にご紹介した写真と見比べてみていただくと違いが分かりやすいかと思います。

① 被写体

チューリップの花壇の中で一番見栄えのするような綺麗な花を選びます。花が大きく立派なものが良いですね。また花壇に多くの色の花が咲いていれば、自分が撮りたい写真に合う花の色を選ぶことも重要です。色にもイメージがありますのでそのあたりを意識してみてください。例えば、黄色は明るく元気なイメージ、ピンク色は可愛らしいイメージ、などです。さらに、撮りたい写真の構図が表現できるような花の咲いている位置も考えてみてください。[例１]では主役の花の向こう側にカラフルな花が咲き乱れています。このような構図では主役の花の後ろにカラフルな花の多くが写るような位置に咲いている必要があります。実際にカメラを構えながら探してみると分かりやすいと思います。

② 構図

例の写真を見ていただくと、手前のピンク色のチューリップが主役であることが、すぐに分かると思います。これは２つの理由でそのように見えています。その２つとは「写真に占める割合」「ピントが合っている」になります。「写真に占める割合」については３～５割くらいあると良いと思いますので、そのあたりまで近づいて撮影してください。例の写真の場合は、写真の半分くらいを主役の花が占めています。

③ 撮影方法

横から主役の花を写すことをオススメします。後ろの多くの花がボケて主役の後ろに写り、主役を引き立たせてくれる名脇役となります。後ろの花が遠いほどボケることで花壇の遠近感を表現できます。そのためピントが合っているところが主役、ボケているところが脇役となります。簡単に伝えると主役は「大きくハッキリ」撮ることになります。写真のメインは主役の花ですから一番綺麗に見える角度で主役を撮ってみてほしいです。

チューリップをバランスよく配置！対角線構図で美しい1枚に

→ 対角線を意識すると綺麗！

チューリップの花壇の良いところは、たくさんの花が咲き乱れていること。さらに、その花がカラフルなことです。写真の撮り甲斐もありますよね。ただ多くの選択肢があり過ぎて、どんな撮り方が正解なのか分からなくなってしまうことはありませんか❓どう撮っても綺麗には撮れそうだけど、みんなとは一味違う写真にするにはどうすれば良いか迷う。こんな方には対角線構図での撮影をおすすめします。

[例２]

[例３]

対角線に主役となる花を配置しています。このような構図にすると写真が綺麗にまとまります。対角線構図という手法ですので真似して撮ってみて下さいね。

① 被写体

例の２枚の写真では３つの花が連なって咲いている様子を撮っています。花の数は好みによりますが、私は３つがベストと感じています。花１つとして個性があり、合わせた魅力も表現できるからです。被写体として３つの花が連続して咲いているところを探します。カメラを構えながら探すと良いですよ。[例２]は全て違う色、[例３]は全て同じ色となっています。色の違いの面白さと同系色の統一感、まったく違う美しさを表現できます。撮りたい写真を意識して３つのチューリップの色選びをしてみてください。とは言っても、実際はちょうど撮りたい位置に撮りたい色のチューリップがあるとも限りません。撮ってみたら良い写真になったということも多くありますので、色々撮ってみてほしいです。

② 構図

主役は３つの花ですので、主役が引き立つくらい大きく写真に入れてください。例の写真だとチューリップまで３０ｃｍくらいの距離で撮っています。そうすると写真の右下から左上にかけて３つの花が写真いっぱいに並ぶようになります。このときに重要なのは主役が写真の対角線に並ぶような構図にすることです。これを対角線構図と呼び、写真が綺麗にまとまります。

③ 撮影方法

[例２]は斜め上から、[例３]は横からの角度で写しています。これは[例２]では手前のオレンジ色のチューリップの花の中が面白かったので一緒に撮りたかったこと。[例３]は同じピンク色の花の外側が並ぶのが綺麗に見えたこと。このような撮りたい写真の違いによります。構えたカメラの角度を変えながらどこで撮るのが良いか選んでください。どちらにしても３つの花が重なるようにしています。違う色にしても同系色にしても隣に色があった方が美しく見えます。

チューリップの縦のラインを活かす！高さを意識して印象的に撮るコツ

→ 縦に複数を並べて賑やかに！

チューリップって、多くの花に比べて形が特殊ですよね。花がお椀のようになっているような感じです。そのため花びらの外側も綺麗に見えます。しかし１本で外側から撮ると茎も直線にひょろっとしていて花もシンプルに縦長なので、ちょっと物足りなく感じると思います。そこで、縦を意識して複数の花を並べることで写真を賑やかに楽しい写真にすることができます！

[例４]

この写真では縦に伸びた３つの花を、横から順に並ぶように意識して撮ってみました。このようにすると１つの花では寂しく感じる横からの写真が賑やかな印象となります。

① 被写体

先ほどの対角線を意識する撮り方と同じように３つの花が並んで咲いている構図になるように被写体を探していきます。色合いも例の写真のように違う色でも良いし、同じ色の統一感を生かしても良いと思います。この縦を意識した撮り方では、蕾から開き始めた花を手前に配置すると良いです。チューリップは蕾が膨らみ、そのあと徐々に花びらが開いてくるという成長をします。このため開き始めの頃は横から見ると細長く見えた花も、終わりがけには扇形のようになっています。今回は縦を意識しますので開き始めの花を狙ってみてください。後ろの２つ目３つ目の花は手前ほどこだわらないですが、開ききった花は避けるべきです。

② 構図

手前の花は写真の上から下までいっぱいに入れてください。被写体まで近い距離での撮影となります。手前の花の外側の花びらが綺麗に写るように意識してピントを合わせると良いです。例の写真では手前の緑色の初々しい蕾が膨らんで今にも開きそうな花の側面にピントを合わせています。後ろの黄色の花、ピンク色の花は距離がありますので段々ボケていくという形になります。黄色やピンク色は主張の強めの色合いで薄緑は主張が弱めの色合いなので、手前に控えめな色奥に強めな色を配置しています。そうすると全体としてバランスが取れた優しい写真となります。

③ 撮影方法

角度は縦を意識して横から撮ってください。例の写真では手前の縦長の花を上から下までいっぱいに入るように配置して、2つ目と３つ目の花は徐々に小さくなっていくという写り方をするような角度を選んでいます。横に三角に並ぶというイメージで撮ると整った写真になると思います。また、縦を意識した構図なので茎も少し入れると良いです。スッと伸びた茎が縦の意識を補完してくれます。少し目立たないポイントですが、効果的なのでやってみてほしいです。

雨の雫でチューリップがもっとドラマチックに！濡れた花を美しく撮る方法

→ 雨に濡れたチューリップも魅力的です！

チューリップのイメージは晴れた日に元気に咲いている感じですよね。確かに明るくカラフルに咲く花は綺麗です。ただ雨に濡れたチューリップも晴れた日には分からない魅力に溢れています。ぜひ、一般的なチューリップの魅力だけではなく一味違った写真を見た人が驚くような雨に濡れたチューリップの撮影にチャレンジしてみてほしいです。

[例５]

[例６]

雨に濡れた２色の花を角度を変えて撮りました。普段のチューリップのイメージとは違うでしょうか❓良い意味で裏切られるというか、気付いていないチューリップの一面が見えるというか、とても素敵な写真を雨とのコラボで撮ることが出来ます。

① 被写体

被写体選びのポイントは２つで「花びらが綺麗なこと」「雨粒がしっかり付いていること」です。「花びらが綺麗なこと」が必要なのは、クローズアップして写真を撮るからです。雨粒をしっかり表現するために近くで撮影しますが、その際には花びらの細部まで写すことになります。花びらが開いた直後の花びらの傷みがない被写体を選ぶことで綺麗な写真に仕上がります。また「雨粒がしっかり付いていること」とは雨粒も花と同じ主役となりますので、その付き方にもこだわってみたいです。よく観察すると雨粒も多く付いているもの、細かく付いているものなど差があるんですよね。主役の雨粒をしっかり見て被写体を選ぶのはポイントです。

② 構図

主役の雨粒を生かすため、クローズアップして撮ることを意識してみてください。そのため「写真いっぱいに花が入るように被写体に近づいて撮影すること」が必要です。そうすることで主役である雨粒の光の反射や透明感、玉になっている感じが鮮明に見えます。チューリップって原色のような明るい色合いが多いですよね。これとの対比で雨粒の透明感はお互いを際立たせる良い関係となります。[例５][例６]では濃いピンク色、濃い黄色の花を選んでいます。

③ 撮影方法

角度は「雨粒が綺麗に見えること」を意識して決めてください。[例５]を見てください。この写真では開いた花びらの１枚１枚に雨粒がついています。折り重なる花びらとそこに付く雨粒が何重にもなって、そこに魅力を感じます。そのため花の内側が見えるような角度での撮影をしています。これに対して「例６」を見てください。この写真では閉じた黄色い花びらの外側に雨粒が沢山ついているのが印象的です。このような雨粒を撮るために横からの角度としています。被写体となる花の様子によって雨粒を生かす角度で撮ってみて下さいね。

チューリップのシベに注目！クローズアップ撮影で新たな魅力を発見

→ シベのクローズアップで驚きを！

チューリップのシベって、じっくり見たことありますか❓ほとんどの方はないと答えるのではないでしょうか。実はそこがチャンスで、多くの人が見たことがないものを写真で表現すると、見る人に驚きを伝えることができます。見た人が「こんなチューリップ見たことない！」そんな風に言ってもらえる写真の撮り方をお伝えします。

[例７]

[例８]

こちらの２枚はチューリップのシベに着目して撮った写真です。特に[例７]は思い切ってクローズアップしています。この写真は何だろうと興味をそそられる写真になっています。

① 被写体

被写体選びのポイントは「花が大きく開いているもの」を探すことです。チューリップのシベはお椀型の花びらの中に隠れていることがほとんどです。そのため花びらが開いてくれないと中にあるシベを撮ることができません。そのため花が大きく開いている被写体を見つける必要があります。１つ目の写真はどうやって撮っているかというと１枚の花びらが外側に大きく開いており、そこからカメラを構えて撮りました。チューリップは花壇に多くの花が咲いていることが多いと思います。その中には花びらが開きシベが分かるものもあると思いますので探してみて下さいね。

② 構図

撮影距離については「なるべく近づいてクローズアップする」ことになります。シベは花びらに対して小さく、近づかないとその存在感を伝えられません。[例８]はシベに着目してはいますが、クローズアップが出来ていません。このため周囲の花びらの方が目立つ形となり、結果として普通の写真になってしまっています。シベを撮るには[例７]くらい思い切って近づく必要があります。この写真ですとシベと被写体の距離は１ｃｍ程度です。この距離は撮れるカメラも限られてきますが、お持ちのカメラやスマホの限界まで寄ってみてください。違った世界が見えてくるはずです。１ｃｍまで撮影可能なカメラについてはこのあと関連記事をご紹介していますので興味のある方は参考にしてください。

③ 撮影方法

角度は「横からの撮影」となります。これだけ近寄ると光をどう入れて撮るかということがポイントになってきます。上から撮影してしまうとカメラ自体で影になってしまい、シベが暗くなります。これでは撮影できないので必然的に横からの撮影となります。また、シベは横からの方が全体像が分かりやすいので横からがベストな撮り方です。このため先ほども被写体選びのところでお伝えしましたが、花びらが大きく開いた花で横からカメラを構えられるスペースが必要となります。

花を美しく撮れるカメラ｜初めての１台としても最適

冒頭でもお伝えしましたが、さらに上を目指したい方に、おすすめのカメラを紹介させていただきます。スマホから本格的にカメラ購入を考えている方も参考にしてもらえます。何十万円もする高価なカメラに負けない、花を美しく撮れる機種となります。私が4,000枚以上を実際に撮影してきたカメラを自信を持っておすすめします。ご興味のある方はこちらの記事をご覧ください。

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おすすめデジカメ３選「花を美しく撮れる機種ランキング」

花を美しく撮るなら、このデジカメ！初心者～中級者向けにおすすめのカメラ３選を厳選。マクロ撮影・軽量・Wi-Fi機能付きで、撮影の質が格段に向上！写真の魅力を最大限に引き出す１台を選びましょう。

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2025.01.08

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