
ツツジの魅力を
美しい写真で伝えたい!

SNSで注目される写真を
スマホで撮ってみたい!
→ コツを掴めば誰でも綺麗に撮れます!
カメラ初心者~中級者の人に向けた内容となります。カメラの難しい撮影技術や専門用語はこの記事では取り扱いません。今日からすぐに実践できるツツジの撮り方を、誰でも簡単に真似できる4つのポイントに絞ってお伝えします。「スマホ」や「コンパクトなデジカメ」でも、とても美しい花の写真が撮れます!
「初めての1台として最適」
今はスマホで撮っているけど、そろそろ本格的な趣味として、カメラ購入を考えている。何十万円もするような高価なカメラは予算オーバーで手が届かない。高級カメラにも負けない、美しい写真が撮れる機種をご紹介します。私自身が実際に4,000枚以上の撮影をしてきた機種を自信を持ってお伝えします。
↓ 花を美しく撮れるカメラ ↓
お気に入りのデジカメで、さらに感動的な写真を撮りましょう!
簡単な自己紹介です。よろしくお願いします。
この記事を書いているのは
「ふくふくろう」です。
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身近な花の美しさを伝えたくて、これまでに300種類、4,000枚以上の写真を撮り続けてきました。写真のコツについて、さらに詳しく聞きたいという方は「Instagram」でお気軽にご質問ください。
【初心者向け】ツツジの撮り方|美しい写真の4つのコツ
ツツジは4月~5月に開花します。街路樹としてツツジが植えられていることが多いですが、この時期になると、一斉に葉が見えないほどに沢山の花をつけているのを見かけますよね。華やかさがあり魅力的なツツジですので、全国に多くの名所があるんです。宮城県の徳仙丈山や茨城県の笠間つつじ公園、東京都の塩船観音寺などが有名です。私の近所の静岡県磐田市にもつつじ公園があり、花の見頃にはカメラを片手に持った多くの観光客の方で賑わいます。ツツジの花を見ると写真を撮りたくなる気持ち分かりますよね。そこでより美しいツツジの写真を撮る4つのコツをこの記事ではお伝えします。多くの写真とは一味違った魅力的な写真に仕上げる方法を私が実際に撮った写真を例に具体的にお伝えします。
まず、こちらの写真をご覧ください。


ツツジは綺麗だけど
どこか平凡な写真だね…
ツツジは魅力的な花ですが、何となく撮ってみるという撮り方だと平凡な写真になりがちです。ツツジのこういう部分をこう撮りたいという目的を持って撮ると全然違ってきますよ。どんなことを意識すればいいのかはこれから先でご説明します。写真初心者でスマホで撮影している方でも分かりやすくて、すぐに真似できる内容ですので安心してお読みくださいね。
ツツジの蕾に注目!開花前の殻を活かした不思議な撮影術

ツツジって良く見ると
蕾の外側に殻があるんだね。

殻があるなんて不思議…
じっくり見ないと気付かないね。
→ 蕾の殻を入れて撮影してみよう!
ツツジの特徴として、蕾が硬い殻に覆われています。開花時期になると中の蕾が膨らむことで、この殻が裂けて中から花びらが顔を出します。よく見ると殻が葉や地面の上に落ちていますが、中にはまだ蕾の上に乗っているものもあります。このような蕾を見つけたらシャッターチャンスだと思ってくださいね。ぜひ、この特徴的な蕾を写真に撮ってみましょう。ツツジという植物の生態も伝わるような面白い写真になりますよ。
[例1]

このような成長過程の蕾を見つけました。見つけたときは「これは面白い写真になるなぁ」と思いました。植物の撮影では、じっくり観察してみるという意識が大切ですね。
< 撮り方のコツは3つ >
[被写体]
開花初期に多くの花から探す
[構図]
殻と蕾を中心に大きく配置
[撮影方法]
横から殻と蕾の対比を意識して撮る
① 被写体
被写体として蕾の上に殻が乗ったものは多くはありません。ツツジは多くの花を咲かせますので足で稼いで見つけるという感覚でしょうか。一斉に開花するので開花時期の初期が蕾の状態が多く見つけやすいと思います。[例1]の写真では、ちょうど蕾の上に殻が帽子の様に被さっています。このような時期が良いですね。また、もう少し前の殻の隙間から蕾が覗く状態でも面白い写真を撮ることが出来ると思いますよ。こんな咲き方をするんだぁと楽しみながら探してみて下さい。
② 構図
構図は「殻と蕾を中心に大きく」置くようにしましょう。そうすることで構造が細部まで写し出され、見る人が思う「これはなんだろう❓」という好奇心を大きくすることができます。この被写体自体が面白味のあるレアな成長過程なので、主役として中央に置けば大丈夫です。これとは逆に背景は抑え気味にしたいです。主役が引き立つように他の花が写らない方が望ましいです。[例1]の背景は葉になっていて控えめにしてあります。
③ 撮影方法
「横から殻と蕾の対比を意識して撮る」ということがポイントです。[例1]では、ほぼ真横からカメラを構えています。上の殻は茶色で控えめな色合いですので、日光が良く当たって明るくなった姿を撮ってあげるのが良いと思います。ガサガサした硬い殻となめらかな蕾の対比がこの写真の面白いところです。両者を意識して角度と光を調整しながら、とっておきの1枚を撮ってみて下さい。
ツツジの成長ストーリー!時間の流れを感じる撮影テクニック

さっきの殻が取れた後は
ツツジはどうやって開くの❓

満開に注目しているから
過程は分からないなぁ…。
→ ぜひ成長過程に注目してください!
ツツジがどうやって花開くか知っていますか❓おそらく多くの方は分からないと答えるのではないでしょうか。満開のツツジが華やかで綺麗なので、そこに注目しがちです。しかしツツジの成長過程に植物としての生き生きとした表情を見ることが出来るんです。みんなが満開の花のみの写真を撮っているときに違った着目点で写真を撮ることで差をつけることもできます。ぜひ、今まではあまり意識してこなかった成長過程に目を向けてみてください。ここでは複数写真での伝え方を具体例として挙げさせていただきます。
[例2]

[例3]

[例4]

3枚の写真でツツジの成長過程を表現してみました。いかがでしょうか❓ツツジが蕾からどうやって成長するかを見てとれますよね。ツツジが生きているということを感覚で伝えられるのが、この写真の意義です。
< 撮り方のコツは3つ >
[被写体]
成長段階が違う3つを組み合わせる
[構図]
大きさを揃えて写真の中心に配置
[撮影方法]
角度と光の当たり方に着目
① 被写体
[例2][例3][例4]は「似た花(色・形など)で成長段階が違う3つを組み合わせて」撮っています。同じ花を撮っているように見えますが、そうではありません。家の庭に咲いている場合などは同じ花でもできるかもしれませんが、遠くの撮影地に何回も行けないですよね。そのため同じ株に咲く花で色味や成長過程が想像したものと似ている花を3つほど見つけています。そうすることでまるで同じ花を時間経過とともに撮っているような写真になります。
② 構図
構図は「大きさを揃えて写真の中心に配置」することを意識してみてください。主役が花の成長なので花にクローズアップした写真である必要があります。また「花の大きさを揃える」ということが重要なポイントです。3枚で成長過程を表現するため、見る人にそれが同じ花のように感じてもらう必要があります。そのためイメージとしてはパラパラマンガのように写真と写真がつながるようにしなくてはけません。そこで蕾や花の大きさを揃えることを意識してみてください。蕾は花よりも若干小さくしてもバランスが取れると思います。
③ 撮影方法
撮影時は「角度と光の当たり方に着目」して撮ってみて下さい。3枚の写真は花に対して同じ角度からカメラを構えて撮影してみてほしいです。連続している写真に見せるコツとなります。また光は撮影場所の状況によって変化しますし、被写体の3つの蕾と花の位置によっても違います。それをほぼ同じ光の当たり方で調整できるとつながりのある良い写真になります。完全に同じ光にするということは無理ですが、意識してみるだけで大きく違う結果になります。
光と影でドラマチックに!ツツジの立体感を引き出す方法

ツツジの1つの花って
すべて同じ色のものが多いね。

そうだね。撮ってみると
なぜか平面的になっちゃう…
→ 光を活用して立体的にしましょう!
ツツジは1つの花で見ると、同じ色のものが多いです。中には花びらの1枚が多少違う色だったり内側が濃い色のものだったりするものもありますが稀です。しかも花びら1枚が大きいので、意識せずに撮ると平面的で感覚で言うとベタッとした写真になりがちです。そのような写真はあまり良いものではありませんので、花に立地感をプラスしたいものです。そこで光の活用を意識してみてください。この意識を持ってカメラを覗くと平面的だったツツジが立体的に見えてきます。
[例5]

[例6]

この2つの写真は赤に近いピンク色のツツジを撮ったものです。平面的になりやすいツツジの花の上からの光を意識して撮ってみました。陰影が付いて立体感が出ています。
< 撮り方のコツは3つ >
[被写体]
被写体は光の当たり方で選ぶ
[構図]
主役の陰影のある花を大きく配置
[撮影方法]
光の当たり方を意識して撮影
① 被写体
被写体は「光との関係」で選んでみてほしいです。簡単に言うと光で陰影ができる花です。花びらの向きと光の当たり方の関係性で明るさが決まります。具体的には[例5]では光が上から当たり花の内側に暗い部分ができ、それと逆に花の外側は明るく透けています。[例6]では向かって左上から光が当たっています。このため反対の花びらの右半分に暗い部分が出来ています。このように2つの例では暗い部分と明るい部分のメリハリが出来ています。こんな見え方のする被写体になる花を見つけてみてください。ツツジは多くの花を付けて色んな方向性に向いているので候補がたくさんあり探しやすいかと思います。
② 構図
主役である陰影のある花を大きく配置してください。[例5]は1つの花ですので中心に大きく配置しています。[例6]は複数の花を入れていますので左下から右上にバランスよく配置する形を意識しています。この場合でも手前の主役の花は大きく配置することは同じです。すべての花を均等に撮ろうとすると何を撮りたいかが不明確になり意図が把握しづらいので主役をしっかり決めて下さいね。また、背景はこだわり過ぎなくても大丈夫だと思いますが、ごちゃごちゃしたり、主張が強い色が写り込むのは避けた方が良いです。背景にこだわり過ぎなくても良いとお伝えしたのが主役の花に当たった光との対比で背景は暗くなるためです。
③ 撮影方法
「光の当たり方を意識して撮影」してみてください。光がどの方向からきて、花のどこに当たって(明るい部分)、花のどこに影が出来るのか(暗い部分)の3点をしっかり分かっていると写真が撮りやすいです。これを考えれば「明」と「暗」を意識しながらカメラを構えることができます。明暗が出来ると花全体が立体的に見えてきますので角度を微調整して、花が1番美しく見える瞬間にシャッターをきってください。ツツジに立体感がプラスされている写真が撮れているはずです。
シベにフォーカス!昆虫目線でツツジの神秘を撮るコツ

ツツジのシベって
前に出てて目立つよね!

特徴がある部分だね。
小さくて撮るのが難しそう…
→ 特徴のあるシベを撮ってみましょう!
ツツジの花の特徴の1つといえば花の中心から伸びたシベではないでしょうか。花びらより前に出てくるような長さですよね。ツツジの花をある程度大きく写すと花びらにピントを合わせることが多いため距離感の違うシベはボケて写ることになります。ここでは逆にシベを主役にしてピントを合わせ、背景を花びらにしてみましょう。そうすることでシベに注目が集まるクローズアップ写真となり、ツツジの魅力を違った切り口で伝えることができます。ぜひ昆虫になったような気持ちで新しい視点を楽しみながら魅力的な写真を撮ってみましょう。
[例7]

結構クローズアップしていますが、シベが小さいものなので必然的にこのくらいの写真となります。なかなか肉眼でこのサイズで見ることは出来ません。普段見えない姿を写した写真の価値が上がります。見る人に驚きを届けるツツジの写真となるはずです。
< 撮り方のコツは3つ >
[被写体]
おしべが綺麗で揃っている被写体
[構図]
主役はシベ、背景は花びら
[撮影方法]
ピントはシベの先に合わせる
① 被写体
「花びらが大きく開いている」「シベが前に伸びて綺麗に揃っている」この2つが被写体選びの大切なポイントです。花びらは背景となりますので、開いてシベの後ろに広がっているような形が良いです。また、逆にシベは長く前に伸びていることが必要です。シベには「複数本のおしべ」と「1本のめしべ」の2種類があります。[例7]の写真では下に1本伸びている形が違うものがめしべです。今回ピントを合わせたいのは「おしべ」です。おしべの長さが揃っている方がピントは合いやすいのでそのあたりも意識して被写体を探してみて下さいね。
② 構図
構図は「主役はシベ、背景は花びら」にしてください。シベ自体が小さいものなので、ピントを合わせようとすると自然と背景は花びらとなります。背景の花びらは近づきすぎて何の花か分からないよりツツジであることが分かる方が良いです。[例7]のバランスを参考にしてください。
③ 撮影方法
「ピントはシベの先に合わせる」という意識で撮ってください。[例7]でいうと黒い先の部分となります。ここはとても小さいのでピントを合わせるのに苦労すると思います。風がある日などは余計に花が動き難しいです。ただこの小さな部分にピントが合うかどうかが写真の大きなポイントですので、頑張って粘ってみて下さい。最初がボケてしまったりするかもしれませんが、何枚か撮ってみるとバッチリあったピントのものが撮れるはずです。撮りづらいものだから見る人に感動を届けることができる写真になります。
花を美しく撮れるカメラ|初めての1台としても最適
冒頭でもお伝えしましたが、さらに上を目指したい方に、おすすめのカメラを紹介させていただきます。スマホから本格的にカメラ購入を考えている方も参考にしてもらえます。何十万円もする高価なカメラに負けない、花を美しく撮れる機種となります。私が4,000枚以上を実際に撮影してきたカメラを自信を持っておすすめします。ご興味のある方はこちらの記事をご覧ください。
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最後までお読みいただき
ありがとうございました。
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