スイカズラの写真
スイカズラの写真8枚。見どころを先に、残りの写真を続けてご覧いただけます。
撮影観察ノート
写真から見るスイカズラの特徴
写真の見どころ・撮影のヒントを読む
写真を選ぶと、保存用の画像が開きます
観察ごとの撮影記録
同じ植物でも、季節や場所によって違う表情を見せます。撮影した日の記録を、日付ごとに残しました。
2023年4月22日〜23日静岡県磐田市この日の記録を読む
撮影日が1日に確定している記録はその日を、1日まで絞れない記録は2日間の範囲で表示しています。
花の物語
植物分類
| 学名 | Lonicera japonica Thunb. |
|---|---|
| 分類階級 | 種 |
| 科・目 | スイカズラ科(Caprifoliaceae)・マツムシソウ目(Dipsacales) |
| この記事で扱う範囲 | 本記事の写真で扱うスイカズラを種階級で整理しています。花色などの園芸品種までは特定していません。 |
分類データと外部ID
Wikidata Q161083 / GBIF 5334240 / Catalogue of Life 6QN36 / Kew POWO
分類体系:APG IVを基礎にGBIF・Catalogue of Lifeで照合 確認日:2026年8月3日
スイカズラは、初夏に白い花を咲かせ、やがて黄色みを帯びていく香りのあるつる植物です。白と黄色が同じ枝に混じる姿から、金銀の花が並ぶような華やかさが生まれます。
| 花の印象 | 白から黄色へ変化、甘い香り、細長い花 |
| 別名 | 忍冬、金銀花、Honeysuckle |
| 名前の要点 | 花の蜜を吸うつる植物 |
| 花言葉 | 愛の絆、友愛、献身的な愛 |
| 誕生花 | 6月3日、6月22日など |
| 撮影の芯 | 対になった花、雄しべ、白黄の変化 |
白と黄色が並ぶ、つるの花
スイカズラは日本にも自生するつる性の植物で、初夏に香りのある花を咲かせます。花は咲き始めが白く、時間がたつと黄色く変わるため、一枝の中に白と黄色が混じることがあります。
花は二つ並ぶように咲くことが多く、長く伸びる雄しべが軽やかです。白花と黄花、対になる花姿を見せると、スイカズラらしさが伝わります。
忍冬と金銀花、季節が残る二つの名
吸葛という名は花の蜜に、忍冬は冬にも残る葉に、金銀花は白から黄色へ移る花色に目を向けた呼び名です。岡山理科大学の解説は、これらの名を植物の姿と結びつけて紹介しています。色だけを呼ぶのではなく、季節の中でどう見えてくるかまで、名前に含まれている花です。
古い呼び名をたどると、伊藤圭介の手書き本にも出会えます。名古屋大学附属図書館の『雑纂』を紹介する公式アーカイブでは、忍冬、金銀花、スヒカヅラという表記が翻刻に見えます。身近なつるの花を観察し、違う名を集め、書き留める。呼び名の重なりにも、人がこの植物へ目を向けてきた時間が残っています。
白い花から長く伸びる雄しべと、淡い桃色を帯びた筒の部分、まだ閉じたつぼみを見比べてみてください。少し引いた写真では、葉の間に白と黄色が混じる景色が、金銀花という見立てをそっと教えてくれます。
花言葉・誕生花
同じ月の花を見比べると、季節の雰囲気がより豊かに感じられます。6月の誕生花の写真素材もあわせてご覧ください。
花言葉には愛の絆や友愛があります。つるが絡み、花が対になるように咲く姿に重なります。
誕生花としては6月3日、6月22日などが知られます。初夏の香りとともに記憶に残る花です。
花言葉と、写真に重なる余韻
忍冬と金銀花の名から、池のほとりの一輪へ
葉や花色へ目を向けた忍冬と金銀花の名は、公式アーカイブの古い表記にも残っています。露伴の随筆では、黄色い花のある垣根が、野道を歩いた人々の記憶と重なります。作品の道と、このページの磐田市の池のほとりは別の場所と時間。撮影者が可愛らしいと感じた白い花へ近づき、細長い筒や伸びるしべを眺めると、身近な一輪にも歩みを止めたくなる形があります。
写真に重ねる余韻:白く開いた花と、桃色を帯びた閉じたつぼみを見比べます。しべの先や花筒の細かな毛に近づき、少し離れた茂みの白と淡い黄色へ戻れます。花色が移る性質の説明と、同じ花の連日観察は分けています。
写真×情緒|一枚から広がる花の余韻
一枚を見たあとの余韻
この花を見て、どんな気持ちになりましたか?
撮影するときの楽しみ方
撮影ポイントで見る一枚
- 白と黄色の花を同じ画面に入れると、金銀花の雰囲気が出ます。
- 長く伸びる雄しべにピントを合わせると、花の繊細さが伝わります。
- つぼみを添えると、咲き始めから色変化までの流れが見えます。
- 群生を少し引いて撮ると、初夏の香りが広がるような印象になります。
実際の写真で見る撮影ポイント


白花の写真では、細長い花弁と伸びる雄しべの繊細さがよく見えます。香りのある花として、余白を残す構図が合います。
白く開いた花と、桃色を帯びたつぼみを見比べると、花冠の輪郭や筒の形の違いが伝わります。同じ一輪の連日の変化を追った写真ではありません。
花の余韻

随筆 / 幸田露伴 / 『野道』
野道の花に、昔の会話がよみがえる
作品への入口(当サイトによる紹介)
露伴は春の便りをきっかけに、先輩たちと歩いた三十余年前の一日を思い出します。野道の小さな美しさを教わり、垣根に咲く忍冬花にも出会う。花の姿に、人々の笑いや会話が重なる随筆です。
忍冬花はスイカズラ。作品では黄色い花の咲く垣根が、人々のやりとりと一緒に記憶されています。写真の茂みにも、白と淡い黄色の花が点々と続きます。近くの一輪を見たあと、少し視線を引くと、花のある道を歩く気分が広がります。
撮った日のこと
池のほとりで咲いていた花を、可愛らしいと感じて撮りました。同じ投稿には、動画にウグイスの声が入ったことも記しています。花の姿だけでなく、周囲の自然を楽しんだ日の記録です。
2023年4月22日〜23日 / 静岡県磐田市 / 撮影記録から再構成 / この日の観察記録へ
白い花から、奥の淡い黄色の花へ。茂みの中を目で歩くように、気になる一輪を探してみてください。
作品情報:青空文庫 幸田露伴『野道』原文
作品と写真について
露伴たちの野歩きと、磐田市の撮影地は別です。作品には野草を食べる場面と、毒草を口にしかけて制止される場面があります。ここでは散歩と記憶の文学として紹介し、採取・飲食を勧めていません。写真はつぼみと花の姿で、果実や同じ花の連日の変化を示す記録ではありません。
幸田露伴『野道』。本文末尾に「昭和三年五月」と記載。春の便りから昔の野歩きを回想する構成と、忍冬花の登場する段落を、当サイトの文章で短く紹介しています。記載時期と回想された出来事の時期は区別しています。
読みどころは鑑賞の一案です。作品の紹介は、写真の再利用やCCライセンスを許諾するものではありません。
撮影のコツを、もう少し詳しく。
花の色や光、背景のぼかし方を知ると、同じ一輪もぐっとやわらかく写せます。スマホ・マクロ・光で楽しむ花の撮り方は、花の撮り方ガイドにまとめています。
よくある質問
- Q
スイカズラとはどんな花ですか?
- A
つる性の木本で、初夏に細長い花を咲かせます。咲き始めは白く、時間が経つと黄色を帯びるため、金銀花とも呼ばれます。
- Q
スイカズラの名前の由来は?
- A
花の蜜を吸って楽しんだことから吸葛と呼ばれます。また冬も葉を残す姿から忍冬という名もあり、名前の中に季節の記憶が残っています。
- Q
スイカズラを撮るときの見どころは?
- A
白い花冠から伸びるしべ、桃色を帯びた閉じたつぼみ、細長い花筒を近くから見られます。少し引いた写真では、葉の間に白と淡い黄色の花が点々と続きます。資料の花色の変化と、同じ花の連日の撮影は分けて紹介しています。
- Q
スイカズラの写真は商用利用できますか?
- A
無料版はWeb掲載や資料作成に利用できます。印刷や商用デザインで大きく使う場合は、高解像度版も確認できます。
この記事の参考資料
植物名・学名・分類、名前の由来や花言葉を確認するときに参照した資料です。
学名・分類・植物の同一性
- Royal Botanic Gardens, Kew:Plants of the World Online: Lonicera japonica
- GBIF Secretariat:GBIF Species: Lonicera japonica Thunb.
- Catalogue of Life: Lonicera japonica
- Wikidata:スイカズラ (Q161083)
- Wikipedia日本語版:スイカズラ
名前の由来・花言葉の補助資料
花言葉には公的な統一基準がなく、資料・地域・時代によって表現が異なる場合があります。本文では複数の資料を照合し、断定を避けて紹介しています。撮影時の見どころと写真説明は、私が撮影した写真と観察記録に基づいています。
参照日:2026年8月4日
次の一輪へ
次の花を探す
今の花から少し視線を広げて、色や季節、花姿の近い一輪を探してみませんか。
最後までお読みいただき
ありがとうございました。





