社内利用チェックシートをダウンロード
印刷・回覧にはPDF版、社内で編集・保存する場合はExcel版が向いています。どちらにも空欄の様式と、ふくふくろうの写真を使った記入例が入っています。
確認を、説明できる記録へ
企業で素材を使う前に整える4つの記録
利用条件を読むだけで終わらせず、誰が見ても同じ判断をたどれる形にしておくと、担当者の交代や再利用にも対応しやすくなります。
商用利用を確認
広告、営業資料、社内報、Webサイトなど、予定している用途が規約の範囲に含まれるかを確認します。
取得元URLを記録
素材ページと利用規約ページのURLを分けて残し、確認日も添えます。画像ファイルだけを保存して終わらせません。
クレジットの要否
表記が必須・任意・不要のどれか、必要な場合は指定の表記方法まで記録します。
社内で説明できる形へ
利用目的、加工の有無、公開先、確認者を一行でまとめます。承認者が条件を短時間で確認できます。
社内説明の記入例
- 利用目的
- 自治会だより8月号の表紙に使用
- 取得元
- 素材の個別ページURLと利用規約URLを記録
- 確認内容
- 商用利用可・文字入れ可・クレジット不要・画像自体の再配布不可
- 保管
- 確認日と確認者を添え、制作データと同じ案件フォルダへ保存
利用規約は素材サイトごとに異なり、変更されることもあります。取得時点の条件を確認し、URLと確認日を一緒に残すことが大切です。
社内資料でもフリー素材は「商用利用」にあたるのか
フリー素材を探していると、「商用利用OK」という表記をよく目にします。ただし、この「商用利用」が何を指すのかは、素材を提供しているサイトごとに定義が異なります。
一般に、企業の活動の中で使われるものは、直接の売上につながらなくても商用利用として扱われることが多くあります。社外に配る営業資料はもちろん、社内の掲示物、朝礼で映すスライド、社内報のようなものも、企業活動の一部と見なされる場合があります。「社外に出さないから大丈夫」と考えて進めると、あとから条件に合わないことが分かるケースがあります。
判断の基準になるのは、その素材を配布しているサイトの利用規約です。同じ「無料」でも、商用利用に条件が付くもの、加工を禁止しているもの、クレジット表記を求めているものがあります。使う前に規約を確認し、確認した内容を記録として残しておくことが、あとから迷わないための実務的な備えになります。
このページで配布しているチェックシートは、その確認と記録をひとまとめにするための様式です。
利用規約で必ず確認すべき6項目
| 1. 商用利用の可否 | 「商用利用可」の範囲に条件が付いていないか、営利企業での利用が含まれるかを確認します。 |
|---|---|
| 2. 加工・改変の可否 | トリミング、色調補正、文字の重ね合わせが認められているかを確認します。 |
| 3. クレジット表記の要否 | 表記が必須か任意かを確認します。必須の場合は、記載方法が指定されていないかも見ておきます。 |
| 4. 再配布・再販の可否 | 素材そのものを配布したり、素材集として販売したりすることが禁止されていないかを確認します。多くの素材サイトでは、再配布や再販が禁止されています。 |
| 5. 使用が禁止されている用途 | 公序良俗に反する用途、商標やロゴとしての登録、被写体の名誉を損なう使い方など、禁止事項を確認します。 |
| 6. 被写体に関する権利 | 人物が写っている場合の肖像権、施設や作品が写っている場合の撮影・公開の条件を確認します。 |
これらの条件は素材サイトごとに異なります。同じサイトの中でも、写真とイラストで条件が違う場合や、素材の提供者ごとに条件が分かれている場合があります。
このシートで確認できること
| 素材の基本情報 | 素材名・管理番号、取得元サイト、取得元URL、取得日、利用目的、確認者 |
|---|---|
| 権利と利用条件 | 権利者・提供者、利用条件ページ、商用利用、加工、クレジット表記 |
| 禁止事項 | 画像そのものの再配布・素材販売、誤解を招く利用、個別の制限 |
| 判断の根拠 | 確認したURL、社内で付けた利用条件、最終判断を記録できます。 |
トラブルを防ぐために記録を残す理由
利用規約を確認した時点では、条件をはっきり理解しているはずです。ただし実務では、時間の経過や担当者の交代によって、確認した内容や判断の経緯が少しずつ分からなくなることがあります。
- 規約は改定される ― あとから見に行っても、素材を取得した当時の条件とは変わっていることがあります。
- 担当者が変わる ― 異動や退職によって、なぜその素材を使ってよいと判断したのかが分からなくなる場合があります。
- 指摘は時間が経ってから来る ― 公開から数年後に問い合わせを受けたとき、記録がなければ当時の経緯を再現しにくくなります。
- 制作を外部に依頼した場合 ― 素材の出所と利用条件を発注側でも把握しておくと、確認のやり取りを進めやすくなります。
記録として残すのは、素材名・取得元のURL・取得日・確認した条件・確認した人の5点があれば十分です。難しい書式は必要ありません。このページのチェックシートは、この5点を含む形で作成しています。
使い方は3ステップ
画像を保存したページと、利用条件を確認したページのURLを残します。
商用利用・加工・クレジット・再配布の可否を、今回の用途に照らして確認します。
利用できると判断した理由、条件、確認日、確認者を記入し、画像と一緒に保管します。
ふくふくろうの写真を使う場合の記入例
無料版の花写真を自社Webサイトへ掲載する例を、PDFの2ページ目とExcelの「記入例」シートに収録しました。現在の利用条件では、個人・法人を問わずWeb等で利用でき、トリミング・文字入れなどの加工も可能です。クレジット表記は必須ではありません。画像データ自体の再配布・素材販売はできません。
本シートは確認記録を助ける一般的な様式で、法的助言ではありません。利用時は、取得元の最新の利用条件、契約、法令、社内規程をご確認ください。条件が不明な素材は利用せず、提供者または社内担当者へ確認してください。
よくある質問
- Qこのチェックシートは無料で使えますか?
- A
はい。社内での素材確認や記録に、PDF版・Excel版とも無料でご利用いただけます。
- Qふくふくろう以外の素材にも使えますか?
- A
はい。取得元ごとの最新の利用条件を確認し、その内容を記録してお使いください。
- Qチェックすれば必ず利用してよいと判断できますか?
- A
いいえ。本シートは確認漏れを減らすための記録様式です。判断が難しい場合は、提供者・社内の法務や担当部署などへご確認ください。